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さよなら進研ゼミ

こんにちは、たけのこです。
長男はASDで次男はボーダーと、発達凸凹のキテレツで楽しい彼らとの日々を綴っています。

今日は、子どもたちが進研ゼミをやめた話について。
始めた理由や続けた期間、やめた理由などを書いてみようかな。始めるとやめにくいのが進研ゼミだと思ってたので、そのへんも書いてみます。

我が家の進研ゼミ暦

我が家の子どもたちは、ふたりとも進研ゼミの受講暦があります。
長男は小1から「チャレンジタッチ」を始めて小3の夏まで、次男は年長から「こどもちゃれんじ」を始めてそのまま「チャレンジタッチ」に移行して先日やめたので、それぞれ受講期間はだいたい2年半かな。

なぜ始め、なぜやめたのか(長男編)

ちょうど長男が1年生のときに、進研ゼミ小学講座にタブレット受講の「チャレンジタッチ」が初導入されました。
できることはめちゃくちゃできるけれど、できないことはめちゃくちゃできない、凸凹という文字のとおりの長男。そんな彼を見て、就学したら今以上に得手不得手が浮き彫りになるはず、同じ学年の子より圧倒的にできないことが多いのだからその穴を埋めるべく学ばせるべきだ、と昔の私は考えていました(昔はね。今はまったくそうは思ってない)。

長男はきっちりやりたいタイプで、課題があればすべて出したいし、オンラインのライブ授業があればすべてに出席する真面目な気質です。

1年生から3年生の夏手前くらいまでそうやってオールコンプリートしてきたけれど、3年生で学校の勉強が難しくなり、宿題に時間がかかるようにもなってきました。

そうなると、「チャレンジタッチ」の課題をすべてやれないことに長男はストレスを感じるようになり、帰宅して宿題をやっては「今日もチャレンジタッチができない」と落ち込むようになりました。

そのうち、タブレットを見るたびにため息をつくようになってしまい、見かねて「やめてもいいんだよ」と長男に声を掛けたら、そんな選択肢があったの?みたいな驚いた顔をしてました。ああ、早く教えてあげたらよかったな。

なぜ始め、なぜやめたのか(次男編)

次男も年長のときに、長男のタブレットを見てやりたいと言い出しました。実際始めてみると、彼は自分がやりたいものしかやらないスタイルで、配信されるプログラミングのアプリや自分の声を加工するアプリなどを熱心に取り組んで、その月の勉強はほぼやらず課題も出しません。

長男が小1になったくらいに私は長男への声がけなどをだいぶ変えて、基本的に子育てのスタンスを「観察して行動をほめる」に変更。そして、長男と同じく次男もほめて得意を伸ばすことにしました。

好きで興味があることを熱心にやってるのなら、それが次男の何かにつながるんだろうなと考えて、アプリじゃなくて勉強したら?というような声がけは極力しないようにしました。受講費を思い出して、たまには「今月の勉強やった?」って聞いた日もあったけどね。

「こどもチャレンジ」から小学講座の「チャレンジタッチ」に進級しても、彼は配信されるアプリだけをのびのびと楽しんでいましたが、ひとつ気に入らないところがあったようで、それはタブレットのタッチペンが利かないことでした。

うまく書けないし、反応しない。毎度ではなかったけど、イラついたり泣いたりして、そのたびにだんだんとタブレットを開く回数が減っていく……。

そしてついに先月、「チャレンジタッチをやめたい」と次男から直接言われました。次男は一回やらないと言ったらマジでやらないタイプのゆるぎない性格です。じゃあやめようと話がまとまり、あとは退会の電話をするだけになりました。

電話をしぶっていたのとは別に、つい先日、次男は発達検査を受けてボーダーだと判明。そのとき知れてよかったのは、検査を担当してくれた先生から筆圧が強めだと教えてもらったことです。

確かに頻繁に鉛筆の芯を折ってくるし、消しゴムとかもうまく使えずプリントを破ることもしばしば。でも、ハサミや箸は問題なく使えています。それに筆圧の強さって標準がわからないから(極端に薄い場合はわかりそうだけど)、筆圧の強さに気づかなかったんです。

そこでふと、もしかしてタブレットのペンも、筆圧が強すぎて誤反応だったり反応してなかったりしたのかも、と思いました。そんなことある?あったら教えてください。

退会の電話

満を持して電話!私はいわゆるHSPで、かなり強度のほう。電話が超苦手なのに、進研ゼミを退会するには電話以外の手段がないんです。震えて電話しました。

思い出すと、去年長男が退会したときは、長男がASDでこだわりが多くて課題を全部やれないことに落ち込んでしまって……と電話の向こうのスタッフさんに正直に全部話しました。

そしたら、「お子さんもお母さんも、これまで本当に頑張って取り組んでくださったんですね」と声をかけてくれて。大粒の涙がぼろぼろこぼれました。「頑張って」ではなくて「頑張っていますね」の温かさ。沁み入りました。

次男の電話では、特に次男がボーダーとかいう話は一切しなかったけれど、「一度やらないと決めたことはやらないタイプの子どもで…」と話したら、「芯のあるお子様なんですね」と言ってくれました。

この優しい捉え方と声がけ、すばらしいですね。セールスだからでしょう、と言われればそうかもしれないけれど、そういうふうに受け取りたくない自分もいます。

翌々月まで続けた場合の教材のお知らせや、紙のチャレンジへの変更の打診もあったけど、どれも断り、穏やかに電話は終了。次男の退会には、たった13分しかかかりませんでした。

今後の習い事について

これまではママ友的なポジションの人と話しているときに、習い事の話題なんかになると「うちは特に何もやってないけど、進研ゼミはやってる」って答えてました。

「進研ゼミくらいはやってる」ことに、ちょっと安心してる自分もいたんです。うちも一応習い事をやってますよ、他の子たちと同じふうにできてるんです、っていう、なんだろう、定型風アピ?
(定型発達の子たちと同じことができてるって安心するよね?しない?)

結局その進研ゼミもやめて、習い事らしい習い事をなにもしていない我が家の子どもたち。長男は集団のなかにいて何かを習うのは特性上難しいし、次男は気が向かなければマジでやりたくないタイプです。

今はそれでいいなって思えるようになったし、何かやりたくなって始めて、合わないと感じたらさくっと気軽にやめていいなと思っています。

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