悲しみをこねくりまわさない
悲しみをこねくりまわさないこと。
というワードが浮かんだ。
というのも、わたしはよく悲しみをこねくりまわして鬱っぽくなっていくのである。
たとえば、身体と心の調子がすごく不安定な時、「は~、まただよ…」
「原因は?」
「薬は何を飲む?」
「わたしって本当にダメだなあ」
「だいたい子どもの頃から…」
「母との関係が…」
etc…
と、まあこんな調子でどんどん掘り下げて分析していく。問題に深刻に対峙して、じたばたとあがくのである。この状態だと、身体は床にふせっていても脳はフル回転である。まったく休まらない。
確かに考え尽くすことで解決の糸口が見えることもある。でもたいていは深い深い悩みの沼へはまりこんで長期に渡ってさらに調子を崩していくのである。
悲しみを、ただ悲しみのまんま受けとめて、辛いなあって味わって、観察して、経過させていけたらいいんじゃないかな。
身体と心がしんどいなら、いつもより早く寝たり、ひなたぼっこしたり、あたたかいものを飲んだり、散歩したり。問題とがっつり向き合って原因究明していくことよりも、整えていくことで良くなっていくケースも多いような気がするな。回復はゆっくりかもしれないけど。
・・・なんてことを、思った。