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逆張りでAdoを食わず嫌いして聞いてなかったダサい奴とかおる?

今や話題にならぬ日はない大人気歌手Ado

 まあ自分のことなんですけどね!ということでAdoさんを食わず嫌いで聞いてなかった私がワンピースフィルムレッドを見て完全に心を撃ち抜かれてしまうまでの話をします!自分語り注意。

~Adoデビュー前~

 白状すると、恥ずかしいことに歌い手という活動をする人に対してなんとなく嫌~な感覚を持っていた偏見人間の一人でした。ニコニコでランキング入ってくるけど原曲探しにくくなるし、すぐに男女関係でトラブル起こして炎上するしで歌上手くてもなあ……となってました。

 まだ歌い手からメジャーデビューするのも大手の元々大人気だった人がするといった感じで全然主流じゃなくて、そういう人もあくまで曲が有名になってからそういうのが好きな友人とカラオケ行ったときに聞くくらいの物。

 だから流行りの歌い手なんてまったく聞いていませんでした。今考えるともったいない!

 たまにボカロとかを聞くことがあるくらいで、基本的に自分が聞いたことのある歌手の音楽を何度も聞き直すような感じの聞き方が主でしたね。


~Adoデビュー後~

 うっせえわって何だよ~~~流行りに負けてたまるか!!
生来の逆張り精神を無駄にたぎらせ絶対に再生などしてやるかと思って生きてました。コイツ何と戦ってんだ、そんな暇あったら勉強しろ!

 Adoの名前を聞く回数が日に日に増えていくのは今となっては感慨深いものがあります。それはつまり自分が与えられたチャンスを醜い虚栄心のためにふいにし、失敗し続けた日々を物語っているからです。

自分より世の中の役に立っていることで有名なゾウリムシくん

 あくまでたまたまバズっただけでしょ、そのうち消えるはずと勝手に考えて聞くことをしない。消えたところで自分が偉くなるわけじゃないのに?何考えてんでしょうこの人は。まあ逃げに逃げ続けた悲しい奴がいます。

 若者が自分から聞く歌手を越え、街で流れているからみんな聞いたことある歌手になり、みんなが聞きに行く歌姫へとステップアップしていった彼女に対し、私は何も生産せず愚かに怠惰な日々を過ごしていました。

 こうして今思い返すと米津玄師さんと人気になる感じが似てますね。最初がドラマの主題歌だった点は違いますが、ネットから歌手として世間に知られ一人のアーティストと認知されていく過程が。誰か比較記事とか書いてそうな雰囲気。

 そして彼らにある大きな違い、「私が逆張りしたかしなかったか」があります。アンナチュラルを見ていたのもあって米津玄師は抵抗無く好きになっていきましたが、Adoには『阿修羅ちゃん』でドラマ主題歌やろうが抗い続けていました。その努力はいったい?

 自己分析すると割りと普通(普通ではない)な王道の歌を歌う若いといっても20代後半の男性歌手と、色物というか癖の強い曲を歌うめちゃくちゃ若い女性歌手では自分の中で感じ取り方が違ったんだと思います。

 ミーハーというか、流行りだから聞いてますよみたいな人を内心で嫌う前に、自分で聞いて判断しないと一生その人たちの足元にも及ばないと今では強く感じる。

 まあそんなこんなでカラオケで歌が上手い友達がめっちゃAdoを推しても「ふ~ん」と逃してました。その子が歌ってるときにはカッコいい曲じゃんと思っても本家を聞きには行かない。無駄なプライド。

~ワンピースフィルムレッド公開後~

今のところ今年で一番良かった映画

 転機が訪れたのはある友人の紹介でした。その友達はボカロとか歌い手とかはまったく聞かないタイプの人間で、好きなアーティストはと聞かれたら無限にMr.Childrenの曲を語るような奴だったんですが、そんな彼がRED最高によかった歌も抜群、絶対劇場で見たほうが良いと激推ししていたのです。

 そこまで至ってようやく私はじゃあ見るか~となりました。ワンピースは好きだったししばらく映画館にも行っていなかったのでちょうど良いかとなったからです。

 そして劇場で完全に落とされましたね。特に『逆光』が最高。自分カッコいい女性歌手が好きでSuperflyや中島みゆきなんかも好きだったんですが、そこのポイントにズバーン!と決まってもうね、もうあれよ(語彙力)。

 聞いたらなんのことはない普通の歌手の一人で、むしろ自分がめっちゃハマるようなタイプの声だったっていう本当に自分で自分の首を締め続けてました。何年かかったんだろうね。

突然私の脳内で語りだしたひろゆき

 そもそもの話なんですけど、仮に歌い手に偏見があったからといって~、それを理由に曲を聞かない人ってバカなんですよね(脳内ひろゆき)。

 自分が今まで散々作品と作者は分けて批評されなければならない、時代背景や当時の文化を配慮することはあっても、作者の性格や行動で作品の評価を定めてはならないと口酸っぱく言われてきたのにこの体たらく。

 そもそもかつての文豪や作家の方が作品良くても素行カスなんていくらでもいます。すべて自分が流行りになる前に気づけなかった原石を自分の視界に入れることから避け、視線をそらし続けた言い訳です。

 Adoを聞くようになって、気がつくと自分の尻に火をつけられる感覚を覚えています。彼女はもうあんなところまで行ったぞ。お前は何をしたんだ。逃げて逃げてで何もないぞと。

 Twitterを初めて、こういった記事や二次創作でも何かを書こう。書いて誰かに見てもらおうという意識になったのはそういうわけなのです。本当はこの話を最初に記事にすべきでした。

 まとめると、Adoさんの歌はガチで良いので聞いてほしい。
ワンピースフィルムレッドも最高の映画、映画館へGO。
頼むからTwitterアカウントフォローしてくれ寂しすぎて死ぬ。

 みんなも逆張りせずコンテンツを摂取していくんじゃぞ~。

フォローして~頼む~ https://twitter.com/nokishika0823

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