デジタル治療の未来がやってきた。ADHDの治療にゲームが効果的とな。
1週間ほど前の記事ですが、これは大興奮ですね。
タイトル・プレビューにもある通りADHDの子供に向けた治療法として、スマートフォン・タブレットのゲームがアメリカFDA(アメリカ食品医薬品局ーFood and Drug Administrationー)によって認可されたそうです。
ゲームベースのデジタルセラピューティックス(デジタル治療 : DTx)を承認したのは初の試みだそう。
以下の記事によれば。
レースゲーム風とでも言いましょうか、コースに沿って前に進む機体を操作しながら、障害物を避けつつアイテムを収集するようなゲーム内容です。
クリアするべき5つのミッションが与えられ、クリア後は翌日までプレイできない仕組み。
また、個々人や習熟度に合わせたレベルデザインが可能なアルゴリズムが採用されているそうです。
注意力(集中力)を維持しにくい特性に対して、向上する結果が期待できるとされています。
あくまでも子供向け、かつ、プレイには処方箋が必要ということで、限定的な領域ではありますが、大きな一歩だと感じました。
ゲームによって心理学的・神経学的な面へのポジティブな結果が期待できる話は、少し前から話題になってましたね。
マインクラフトが有名でしょうか。
治療的側面だけではなく、問題解決型の学習への応用もされていたり。
ゲームを習慣的に楽しんできた方のほうが、外科手術におけるリモートアームの操作が上手、という話もありました。
ゲーム時間の規制がどうのこうのって話題も最近あった気もしますね笑
まぁ好きに言わせておけばいいと思うのですけど、もう僕らは2020年を生きているのですから、新しいものをキチンと受け入れてキチンと利用していかねばならないのは明らかです。もう今は2020年なんです。
と、言いつつ、
偶然か必然か、期を同じくして日本でもDTxが初めて厚生労働省によって承認されたそうです。
アメリカでDTxが初めてFDAの承認を受けたのは2010年。10年の差があることになります。果たしてこれから日本のデジタル治療分野はどう進化するんでしょうね。
楽しみと言っていいものか悩ましいところですが、これで救われる方が1名でも多くなることに期待を込めたいですね!
新時代、なにが起きるかワクワクです。
なんてね。
ということで、お付き合いいただきありがとうございました!
お相手は わたくし
納木 まもる でした。
次回も楽しんでもらえますように。
<編集後記>
昔に比べるとゲームが持つ可能性はずいぶん大きくなりましたよね。
ゲームで食っていくなんて、夢のまた夢の世界で、その時代にプロゲーマーとして活躍してらっしゃった梅原大吾さんはとても偉大な存在なわけですけど。
いまやゲーム実況でお金を稼いでいる方もいるわけですし、しかもそれは必ずしもゲームが上手くなくてもよい、という。
「ゲームばっかりしてないで勉強しなさい!」なんてパパママ先生ガミガミおじさんから言われていた時代は既に過去のもので「中途半端にやるくらいならやめてしまいなさい!」なんて言われる時代でしょうか、そう言われたらと思うとそれはそれでムカつくなw
読んでいただいてありがとうございます。貴重な時間をいただいていることは自覚しつつ、窮屈にならない程度にやっていきます。