タイトル奪い取る
どうすか、最近。暑いですね。ジャンボリーしてますね。
もうずっとぶん回してます。
いや、ぶん回してるのはタオルじゃないです。タオル奪い取る。
冷房です。
あとはアレですか、オリンピックとか、話題ですね。
いや、奪い取るタイトルはそういう優勝みたいな意味じゃないです。
アラシックです。なんでもないです。
もういい頃かな?
クリックする前から見えてる冒頭部分って、内容をチラ見せして開封を誘う意味では、マーケティング上とても重要な役割を持っていますよね。
同じ観点で、タイトルもとても重要でしょうね。
タイトルといえば、その昔、"Eメール"というレガシィなテクノロジィがビジネスコミュニケーションに活用されていたことを思い出しました。
僕が見聞きした中でTopに輝く『ベストタイトル賞』は、以下です。
採用説明会のお知らせメールなのに
タイトルが【モールス信号】
こちら、某面白法人が仕掛けてきたコンテンツでして、まさしく「さすが、、!」としか形容できないような、嘘のようなホントの話でございます。
だったんですが、少々昔の話というのもあってか、軽くググったくらいではソースも確認できず、嘘のようなホントの話のような嘘の話になってしまったかもしれません。やめて嘘松とか言わないで。
人を惹きつけるなら、分かりやすく答えを示すようなものより、こういう狂ったアイディアの方が好きです。
『オススメ○○ 厳選100選!』
とかまでいくと逆に狂ってて好き。
100選て。選んでないやん、もはや。付加価値は選んだことではなく集めたことやろ。100集にせぇ。
『成功者のみが知っているたった1つの真実、5選』
は完全に狂っていて好きでしかない。
おいやめろ、途中で自分より面白い人の文章へリンクを貼るなバカモノ、みんなそっち行っちゃうだろうが。まだ本題にも入ってないんだぞ。
もういい頃かな?
文章の導入って、興味を持って読み進めていただく意味では、マーケティングとか以前にとても大事な役割がありますよね。
しかし、そもそも今回のタイトルだと嵐のファンの方、、、
じゃなかった、なんでやさっきは言えてたやろ、ARASHICの皆様くらいしか反応してくれないハズですので、ひとまず読み進めるウチに「どうやらHipでPopな内容を書きたいワケではないのね理解」くらいは伝えられるような導入文が必要だったのでした。
つまり本題と嵐には何の関係も無いのですけど、そうなるとタイトルには全く意味が無く、その後に展開された導入文もさしずめテキトーだったことになります。あまつさえ、外部リンクを貼るなんて、もはや読ませる気が無いと受け止められても仕方ない話です。
〜〜
ここ1ヶ月ほど、すっかり文章を書く気が無くなってしまって、noteも含めSNSからお暇いただいていたのですけど。
色々とね、なんつーかもう良くないか?と思って。
何かを書いているからには、誰かに読んでほしいから書いている。それは間違いない。でも、読まれれば誰でもいいワケではないやんね。交わらなくていい世界っていうのがあると僕は思っています。
Amazonのレビューとか見ててもね、「あなた明らかにこの商品の対象ユーザーじゃないやろ」って人が☆1とか付けてプンスカしてたりするじゃない?
対象じゃないユーザーに触れたって何も幸せにならんよなぁ、と思うのですよね。草も生えない。
僕なりにSNSで過ごしてみた処世術的には、分かりやすくしない・広まりやすくしない・無理に短くしない、の3点でフィットする感覚があります。これはもちろん個々人によって違いますし、もしビジネス的戦略を立てている場合は、方針によって違います。
こういう注釈を入れなければいけない時点で、Web上で文章書くのって面倒になったなぁと感じます。考えれば分かるやろ、と思いながらも、皆が同じ言語を使っていると思ってはいけないし、読み手の読解力への過度な期待はもっといけない。が、ちょっと僕はこの辺の塩梅がまだ分かりません。
この3つ、別に解説するつもりはあんまり無く、かつ体系的に整理できているワケでもないのですけど、まぁ要はアレな人々を避けたいのですよね。妙な絡み方をされた経験は無いし、概ね平和なSNSライフを細々と営んでくることができていますから、何かトラウマがあるとかではありません。
ただ、僕はとにかく、よく分からない人のために時間と気持ちを無駄にすり減らされるのが心の底から嫌いなのですよね。そんな時間があったら、大切な人のために時間を使いたい。さもなくば、ビジネスとして割り切ってやるか、って話になっちゃいます。
あくまで僕の場合は、です。どなたかのスタンスを否定しているワケではありませんので、何かを否定されたような気持ちになり、かつ、僕とあなたがまだ友人と呼べる関係でないなら、それはきっとあなたの内側の問題です。
で、こうやって注釈とか入れても、結局そういう人ってキチンと読まなかったり、読んでも読解できなかったりしそうじゃないですか。どのくらいのレベルまで落として想定すればいいのか、ちょっと僕には難しくて、なんかもうイチイチこういうこと考えるの面倒やなぁ、と思ってしまうワケです。
とはいえ、そういう人々の存在を否定するつもりも無いですし、権利もありませんから、とにかく見つからないように目をつけられないようにヒッソリと生きるのが一番平和で楽しく前に進んでいけると結論したのであります。広まらないようにしていたワケではなく、広められることが無かっただけですので、そりゃもうスキル不足とも言えるんですけど、それで良かったと思う今日この頃です。
なんせ万人がインターネットに接続できる時代になりましたし、そんな人々の可処分所得と可処分時間を奪い合うように群雄割拠のコンテンツ産業戦国時代。暇を持て余したコンテンツ亡者がウロウロしている巷で呑気に文章カラオケしているのがワタクシでございます。
ましてこの情勢ですから、日々のあれこれを今にも破裂しそうな嚢胞に鬱積させていたりして、何かの拍子にドカンといった日には、同種がワラワラと増えてしまったり。
さながら荒涼たる新世界、デーモン閣下もビックリのテラフォーミング気分ですね。亡者なのかゾンビなのかゴキブリなのかハッキリしたいところですけど。ヌクモリティはどこへいった。
しかしもう片手では、
【分かりやすくはないしサクッとは読めないけど、どこか惹き込まれる】ような文章を書かなければ徒に皆様の時間を使わせてしまうばかりになるワケで、果たして僕にそんなスキルがあるかってむしろ大変お粗末と言わざるを得ないワケで、あ、おそ松とも言えるワケで。
そう考えれば、ここが僕の伸び代とも言えるし、このデッドマンワンダーランドを生き抜くために必要なスキルの一つでもあるワケですね。
まぁ冷静になれば、分かりやすい文章って押さえるべきポイントが明確ですから、比較すれば書きやすいですよね。あと、僕、多分そこのスキルはちょっとだけあるんですよね、多分・あるいは・きっと・おそらく・もしかすると。一応ね、文章に関わる仕事もしてましたし、論文も書いたりしましたし、人前で話す仕事もしてたのですよ、そのうちまたドヤ顔で話しますね。いや、違うかな、ビジネスもサイエンスも、SNSで書く文章とはまた別のスキルかもしれないですね。
まぁさておき、まだできないこととか難しいことやっていく方が楽しいんですよね。
などと気付き始めてから、さて何をどうしたものかと、表現することを大変難しく感じている最近であります。
書く方法は工夫次第だと改めて気付かされて、書く気が無かった頃より苦しいかもしれない。
自分なりの芸風を磨くって、苦しいことですね。
僕も少しずつクリエイターっぽい生き方ができてきたかもしれません。
なんにせよ、僕は数字に踊らされる評価経済には乗らんぞ、と改めて思うのでした。SNSでは特にね。
だから、目を引くタイトルも、人の感情をくすぐる対立構造も、根拠もナシに耳目を集めるためだけのデマカセも、全部奪い取っていってくださいな、と。いや、タイトルくらいはたまにやっちゃうかもしれないけど。
言うなれば、
知る人ぞ知る、という存在であれたら理想的。
なんて思います。
引き続き、どうぞよしなに。
<編集後記>
「あ、納木って嵐とか聞くんだ」と思っていただければこの文章は役割を果たせています。む、アレな人々を避けたいとか言いながら、一番ヤバいところに切り込んでいる説もありますね。
『タイトル奪い取る』の実物を聞きたい方は以下の曲、3分11秒くらいをお楽しみください。
読んでいただいてありがとうございます。貴重な時間をいただいていることは自覚しつつ、窮屈にならない程度にやっていきます。