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"寝ないと死ぬ"のはなぜ?ってまさかの腸にヒントあり。まじかよ。

まじかよ、ばっかり言ってる気がする、最近。
こちらの記事から。

ちょっとこの日本語タイトルは盛り過ぎな気がしますが、内容は興味深いです。


端的に言うと、睡眠を徹底的に阻害されたハエは寿命が半分になります。過酷すぎ。

体内を調べると、腸内に活性酸素種が蓄積されていることが分かった、と。
マウスでも同様。

活性酸素、科学に詳しくない人でも、"身体に対して悪いことをするヤツ"くらいの認識があるでしょう。
まぁそんな単純な話じゃないんですけど、ここはひとまずそれでOKです笑


じゃあその活性酸素を取り除いたら死なないの?って話でしょ?
そしたらそうだったんですって。奥さん。

活性酸素を除去する抗酸化化合物を与えると、寿命の短縮が改善され。
もう一つ、遺伝子操作で抗酸化酵素を過剰生産する(活性酸素を除去しやすい)ようにされた個体も同じだったと。

なので、どうやら腸内に活性酸素種が蓄積される現象が、睡眠不足による死に対して大きな意味を持っている、としたワケですね。


これはねぇ、凄いんですよ、ほんとに。
まさかですよ。めちゃくちゃ面白い報告です。
腸内かよ、マジかよ。。。すげぇな、やっぱり!
消化管のことは何にも分かってないようなもんなんだな!って!

研究グループからのメッセージ動画にも、この興奮が表れています笑
当たり前のように英語ですが、分からない人でも見れば感じると思います。
まぁ英語字幕がつけられるので、内容も大枠は分かることかと。

※字幕用補足|ROS=活性酸素種

いやー分かるよ!分かる!その興奮、分かる!
僕からしたらヒーローインタビュー見てるような気分です笑


もちろん、まだどういうメカニズムで蓄積されるのか、蓄積によってどんな影響が出るのか、不明です。相関があることと、関連性があることは分かったけど、作用機序や生理学的意義は謎。

ただ、腸内に活性酸素種が一定量以上あることは、生命体にとってネガティブであることが示唆されたとも言えるかもしれません。

抗酸化作用を持った食事・サプリなどは、健康維持に一役買ってくれている可能性が支持された、とも言えるのかな、ギリギリ。

まぁあまり単純な話に落とし込んでしまわない方がいいと思います。


面白い。科学は本当に面白い。

あと、キチンと寝よう。


ということで、The Cellに掲載されたハーバードメディカルスクールからの報告でした。

ここから腸内細菌にフォーカスした研究が展開されるんだろうな、と思うと興奮して仕方ないです笑

どうなんだろう、どのくらい関わってるんだろうな、前に関わってんのかな、後ろに関わってんのかな。。。!!
テンションあがるー!

読んでいただいてありがとうございます。貴重な時間をいただいていることは自覚しつつ、窮屈にならない程度にやっていきます。