【もしも写真に対して考えを聞かれたら?】
■写真とは?
・写真は未来を写せない
・写真は必ず過去になる
・写真は見るものである
■撮影スタイル?
13年前は野鳥をメインに撮っていたので、俗に言う「鳥撮り屋(家)さん」=「鳥屋(家)さん」であった。
「や」は「屋」なのか「家」なのかは知らない。
「焼き鳥屋さん」からのモジリだとは思う。
あまり大きな声では言いたくない呼び名だった。
鳥を観察する人は「バーダー」でカッコイイ。
鉄道写真を撮る人は「鉄チャン」と呼ばれてるのだから「鳥チャン」ぐらいなら未だしも。
…….脱線してしまった。
■あなたは何を撮っているの?
ストリートスナップやストリートフォト=路上写真と意味することで理解をしているが、自分がストリートフォトグラファー=路上写真家というジャンルの人間かと言ったら、文字通りでいくと撮るのは路上だけではないので、なかなか答えにくい。
大カテゴリーでいうと日常的な写真だけど、これも抽象的過ぎて答えになっていないような気がする。
では日常からもう少し突っ込んでみると「情景」を撮っているのが近いかも。
情景とは
情景=scene
scene=視覚的、感覚的な意識を表す言葉。
scenic=具体的なものを形容する言葉。
情景写真=scenic photos
情景写真家=scenic photographer
となるだろうか。
ま、情景でも抽象的と言えばそれまで。
先に元ってストリートスナップの「スナップ」=一瞬の一コマ。
素早い動きを意味するスナップなので、自分の のんびり撮影には合わない。
すると、瞬間=Moments が近い。
ストリートスナップを入れ替えれば
ストリート→scenic
スナップ→moments
Scenic moments
……でもちょっと分かりづらいので
ストリートフォトに近い Scenic photos だろうか?
・写真は必ず過去になる
と書いたが、その時、その場所で撮った瞬間から全てが過去となり、思い出へと移っていく。そしてその写真を見て過去の思い出や出来事を懐かしむ気持ちを一般的に、Nostalgia(ノスタルジー)と言う。こともある。らしい。
自分の趣の傾向として、その場の雰囲気を懐かしんで思い出に浸るので、ノスタルジックな気持ちを持ち合わせているのだろう。
最近年をとったせいか、やけに感傷的になることが多い。
感受性が高くなったと言えば、成長とも取れるかも。
写真に感受性は相性がいいかも知れない。
自分は、
Scenic photosを撮る
Nostalgic photographerである。
こんな言葉は世に無い。
でも自分で思う分には問題はない。・・・と思いたい。
しかし、それを言ってもおそらく説明が必要で、語るだけの力量は持ち合わせていない。
いまいちだが、これ以上考えるのは厳しい。
■改めて写真とは?
・写者と情景に想いが残ったもの。
「思い」=見て考えること
「想い」=心で考えること
情景の見えるものに対して、見えない「気持ち」「雰囲気」「空気感」を閉じ込めることに心を惹かれながら撮り、過去になった思い出(写真)を見て「気持ち」「雰囲気」「空気感」を想い出し心地良さに酔い痴れる。
酔い痴れる=陶酔=Feel drunk on
簡潔に言い換えるなら Feel drunk on=buzzed
■どんな写真が撮りたい?
Buzzed photos =酔い痴れる写真
聞いた人は「バズる写真?」と勘違いするかも(笑)
逆に面白いかも知れないな。うん。
これを使おう。
でもやっぱり、聞かれることは無いな。うん。
先日古い友だちに聞かれた。
友達「何を撮ってるの」
自分「モノクロの写真かな」
そして、スマホに入っている写真を見せました。
友達「いい写真だね」
自分「ありがとう」
きっと答えは彼の中にあるのだろう。
それではまた。