親が「失敗した」と決めたとき、子どもは「学ぶ機会」を失う
親が子どもの行動に勝手に結論を出してはいけない
ある出来事に対して、望んだ結果にならなかったとき
周りの大人が「失敗した」と結論を出してしまうと、子どもはそこで思考停止状態になります。「失敗だけをした」となり、そこから何かを学び取ったり、経験したりしなくなってしまいます。
1.本来失敗はたくさんすべき
失敗はたくさんするべきです。失敗をしないと「わからない」ことが減りません。わからないことが多いと、知ろうと思う意欲が減り、やがて「怖く」なるでしょう。怖くなると「憶測」するようになります。「やっても失敗する」「どうせできない」と。誰にも予測不能であるはずの未来に対して、マイナス思考の妄想をし続けるのです。
そして行き着く先は
新しいことにチャレンジできない
変化を嫌う
そして
動けなくなる
失敗はたくさんしてもらうようにしましょう。ただし、先にも述べたように親が「失敗だ」と定義してはいけません。
失敗をさせるのは、「失敗から学び取ってもらうため」です。親が子どもの行動に結論を出してしまうと、子どもはそこから行動が止まってしまい、何も学びを得ない可能性が高くなります。親は「気づけたこと・わかったことがあってよかったね。経験するのは大切なことだよ」と言葉をかけてあげてください。
失敗=マイナスイメージ
を子どもから取り去る。植え付けないようにする。というのを心がけてください。
2.『成功する>失敗する>>…>何もしない』を親が理解する
1で述べたように、子どもに失敗=マイナスイメージを擦り込まないためには『成功する>失敗する>>…>何もしない』ということを親がちゃんと知っておく必要があります。
失敗をすることは何もしないことと比べ物にならないほど有意義です。
親がこれを理解していれば、子どもが何か失敗をしたとき、学びを得る機会に変えることができます。
3.マイナス思考の憶測≠リスク管理
子どもが何か新しいことに取り組もうとしたとき
少しハードルが高い目標を掲げたとき
「どうせ無理だから・やってもできないからやめておきなさい」
と抑制するのはリスク管理ではありません。
根拠も何もない、マイナス思考の憶測です。
親のマイナス思考の憶測に子どもを巻き込んではいけません。
子どもは個人差こそあれど、確実に成長をしていきます。自分の過去や他人と比べて焦ってはいけません。成長は経験の積み重ね、経験は失敗の積み重ねです。
何もしないと何も動けない子どもになります。これからの社会を生き抜いていくことを考えると、失敗の経験値を積ませないことほど辛く残酷な教育は他にないでしょう。安全でリスクのない道に価値はない世の中になっています。子どもにはやりたいことをさせて、たくさん失敗を積んで成長してもらいましょう。
自ら動き出せるように。
今回も貴重な時間をいただきありがとうございました!🙇♂️