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大丈夫、誰も気にしていないから

先日こんな相談を受けました

「最近学校に行けていない」


受験勉強も後半戦、学校、家、塾や予備校の雰囲気がより一層引き締まる時期ですね。

相談者は

自分よりも周りの人が努力していて、自分は全然できていない気がする…自分だけ置いていかれている気がする…そんな自分をみんなはどう思っているんだろう…

こんなことをふと考えてしまい、怖くなってしまったとのこと。

周りに対して焦りを感じる、わかります。私も以前は人からどう思われているかが気になって仕方がない人間でした。

相談者の話をたくさん聞きつつ、私の「自分が変われた方法」を伝えました。同じような境遇の方、または相談を受ける方の参考になればと思い、その方法を書こうと思います。

※相談者は次の日から登校できるようになったようです。行動してみようと思えた勇気が素晴らしいですね。


他人にはあなたのことを気にする余裕はない

自分が何か不安を感じているとき、周囲の反応に対してマイナス妄想が膨らみます。

よく思われていないのではないか、怒っているのではないか、嫌われているのではないか…と。

相手から直接言われたわけでも、間接的に人から聞いたわけでもないのに、なんとなくそんな気がする。または、相手のちょっとした態度の変化をそのように捉えてしまう。多くの人が少なからず経験したことのあるものではないでしょうか。

では実際はどうなのでしょう。先述の通り他人はあなたに対して日々嫌悪感を抱いているのでしょうか。あなたが不安に思うのと同じように、あなたのことを日々考えて過ごしているのでしょうか。

そんなことはありません。あなたは他人から

なんとも思われていない

のが実状です。他人のことを常に考えていられるほど、人には余裕がありません。負の感情なら尚更です。

例えばあなたが今、兄弟喧嘩をしたとしましょう。1ヶ月、半年、1年の間「ずっと怒り続ける」ということはできるでしょうか。おそらく不可能でしょう。毎日顔を合わせて生活を共にする兄弟ですら、怒りの感情に飽きがくるからです。

兄弟とは絶縁関係にある!という人ですら、毎日兄弟に対して怒りの感情を抱いているかと聞かれれば「NO」と答えるでしょう。何も思っていないのです。あいつや嫌な奴だった、と思い返して一時的に怒りの感情がわくことはあっても、やはり時間が経過すれば気にしなくなります。

それくらい人は他人に対して「何も思っていない」のです。


1ヶ月学校を、職場を休んでいる

きっとみんなから良く思われていない

だから怖くて行けない


大丈夫です。何も起こりません。

せいぜい「どうした?大丈夫か?」と声をかけられるくらいです。


学校ならば

「いやー1ヶ月休んでリフレッシュしたー!」

職場ならば

「休暇をいただきありがとうございました!」


で良いのです。しれっと行けば良いのです。どうしても行きたくないならそれでも良いのです。


気にしない人はあなたの人生に関わる人、非難する人はあなたの今後の人生に接点を持たない人

もしあなたが学校や職場に勇気を出して行った時、あなたを非難してくる人がいたならば

ぜひ無視してあげてください

色々な人がいます、そういう人もいるのです。そういう人を嫌う必要はありません、向き合う必要もありません、価値観は違って当然、違っているから良いのです。多様性があるから人生に彩りがある、自分とは違う価値観の人がいるから、自分が自分でいられるのです。でもあなたの人生には無関係の人ですから、無視しちゃいましょう。


行きたくないなら無理に行かない、それが悪いと誰が決めたのか

人は他人のことなんていちいち気にしていない、というのはわかってもなかなか行く勇気を持てない場合もありますね。

そんなときは無理して行かない、で大丈夫です。学校や職場を休んでしまうことが「悪」みたいな風潮がありますが、そんなことはありません。それが悪いと一体誰が決めたのでしょう。ただなんとなく行かなければいけないとみんなが思い込んでいるだけなのです。

学校を休んで誰かに迷惑がかかるでしょうか

職場を休んで誰かに迷惑がかかるでしょうか(かかるのであれば、悪いのは休んでいる人ではなく、休みが出たくらいで他の人に負担をかけてしまう会社が悪いのです)

行かないと決めるのも立派な行動なのです。行きたくないときは自信を持って行かないようにしましょう。


なりたい自分になれば良い、ただし「なれる」と思うこと。

今の状態に不安があると、なぜか将来までも暗く考えてしまいがちです。

相談者には夢がありました。でも、今自分が逃げているように思っているからか、「嫌なことから逃げてるから、自分は将来ニートになる気がする」と言っていました。

ニートになりたいの?と聞くと、それは嫌だと答えてきました。

不思議ですね、なりたくないのであればなることはないのですから、なる気がすると考える必要がありません。

『ぼくは極度の高所恐怖症だから、航空機パイロットにはなりたくないんだ』→『な、なに!いつのまに僕はパイロットに…嫌だ!高いところは嫌だー!』

こんなことはまずありえないでしょう。

大多数の人は、なぜか自分の将来を暗く考えますね。謙虚さの影響なのでしょうか。低めに見積もっておいて、上振れしたら嬉しいということなのでしょうか。

意識と行動には密接な関係があるので、暗く考えれば暗くなるための行動をとってしまいます。結果、描いていた未来を手にすることになるでしょう。ですので、たとえ控えめのつもりでも暗い未来を描くのはやめるようにしてくださいね。

そもそも、未来なんて誰にもわからない。自分が選んだ選択を常に最善だと思えば最善ですし、最悪だと思えば最悪になります。常に自分が主体で決められるのですから、なりたい自分になれば良いのです。

だから、なりたい自分になるために「なれる」と思ってください。なるための行動をするのか、ならないための行動をするのか自分で選べるのですから、「なれる」と思ってなるための行動をとれる自分にした方が楽しいと思います。


まとめ

大丈夫、誰も気にしていないから。



最後までお読みいただき、ありがとうございました🙇‍♂️


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