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【不登園記録#23】3歳6ヶ月、たまたまマインクラフトと出会った日
今日は何も予定がない。
6時にスッと起きれた。
やっぱり何か子どもを時間通りに連れていかないといけない予定があると緊張するんだ。
その日、子どもを励ましたり、引きずって連れていかないといけない場所があることが相当なストレスなんだよな。
マインクラフトに出会った
彼は、朝起きてきてすぐいつもYouTubeを見始める。
欲しいシンカリオンが動画で流れてきた。
「寒くなったら買えるね。」と呟く。
誕生日までの半年間は、ほしいものリストを作り彼が欲しいと思ったものは全部そこに記載している。
最後はそこから選べる!ということを楽しみにするシステムにして結構うまくいっている。
「今日の予定は?」というので
「今日は何もないよー!何する?」と聞く
「家にいられるねー」と、とっても嬉しそうに答える。
家でプールでもするー?と聞いてみた。
彼は「でも痛そうだし、あんまり面白くなさそう!」と乗り気にならない。
「パパと去年やったよね?覚えてる?」と聞くと
外を覗いて「でも洗濯物が干してあるから濡れちゃうよ。やめておこう」と返事が来る。
母はつい笑ってしまう。
3歳児もやりたくないと、頭を働かせる。
彼はプールの事を忘れさせるかのように
「ドリルフォーム 作り方」とYouTubeに話しかけた。
すると『ホーム 作り方 』と誤検索される。
間違えたから私が変えようとすると
サムネイルに出た、マインクラフトのホーム(駅の)作り方を指差して見たいという。
これが彼が初めてマインクラフトと出会った瞬間だった。3歳半で、たまたま出会った。
YouTubeで" 駅のホーム 作り方 "を見てからは関連動画でマインクラフトで電車の作り方を見て楽しみ始めた。
なんだこの流れ、、
彼が好きなものが発展的に繋がっていく。あっぱれYouTubeのレコメンド機能。
ここから彼はマインクラフトにハマっていくことになるが、その話はまた追々。
室内遊びへ行く
プールは諦めて、運動して欲しいので室内遊びに行くことにした。
いつもは5組くらいでガラガラなのに15組くらい今日は居た。
人の多さと音の情報量がどっと流れ込んできて
私はたったの5分くらいで目がくらくらしてきた。
自分もこの過敏さがあるから、彼の集団の辛さもなんとなく想像ができて、頑張らせてることに申し訳なさを持つ。(特に子どもの元気いっぱいのガヤガヤさは情報量が多すぎて本当に辛い)
人混みから距離が取れるこもったエリアへ行ってみると、赤ちゃんの人形をみつけた。
遊んで見せると、
これは(指しゃぶりのパーツ)は磁石で口とくっつくんだねーと仕組みを眺めていた。
お籠もりエリアを覗くように施設の人がにこやかに話しかけに来てくれた。
彼はすぐ逃げてしまう。
小さい頃から彼は自分のキャパをわかっているようで、それを越えようとしない判断(逃げる)ができる。
私はキャパオーバーをした時に初めて、あぁキャパがなかったんだと気づく。
自分も辛いし周りにも急にギブアップになっている姿を見せて驚かせてしまう。
なので、ちゃんとわかって回避できる彼を尊敬してしまう。
とにかく周りの情報が入りすぎてしまう私は我が子だけに集中できずに
そこにいる親子の観察とか、職員さんの動きを意識し始めてしまう。
子どもに遊ばせて携帯をいじり続ける母親。きっと家ではずっと閉塞的な空間で2人向き合っているから、1人遊びをしてくれる貴重な時間を息抜きとしてるんだろな。と眺めたり
薄いブルー生地に小さな星のワンピースを着ていた6.7歳の女の子と4歳くらいの弟。お母さんは弟に付きっきり。
女の子は1人で室内遊び場を駆け巡っているが、遊具を遊ぶ順番のルールが守れない。
弟を見守りながら遠くにいるお母さんから大声で罵倒されていた。
それを見ながら気持ちがざわざわしてしまう。
七夕の季節だったので職員さんが星型の短冊を子どもたちに配っていた。
我が子が書いていた席の隣にたまたまその子が座ってきて、短冊に「ままとなかよくなれますように。」って小さな声で呟きながら頑張って頑張って書いていた。
黄色の色鉛筆でひらがなとはまだ言えない薄い字を描いて
かけたー!ってままに見せに行っていた。
ママは弟と遊んでいて、何を書いたかは見ても分からないしその子も言っていなかった。
ママも毎日ご苦労様だし、その子も頑張ってるんだよね。となんだか感傷的になる。
散り散りになる意識を瞬間瞬間我が子に向けながら、どっと疲れたところで、室内遊びの90分が終了。
帰り道。彼はコンビニを指さして、
「あそこでなんか買うから付き合ってー」と言われた。
付き合ってってフレーズはどこで覚えてくるのよ。
唐揚げくんレモン味とチーズを悩んでレモンを買った。
レジにアンパンマンのうちわがあって家にあるのボロボロだよねー?と指を刺しながら言う。
だから買おうよーと。
んー高いから(385円)辞めておこう!というと
うん。とすぐ納得
「僕、足が折れそう。疲れたから抱っこして」とねだる。
「30秒で、あついからぼく疲れちゃうんだよー。」
暑さにはめっきり弱い。夏の日差しの眩しさもパワーダウンさせてるのかもしれない。
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