野風はる|不登園児と休職中ママ

しなやかに、したたかに 戦略的に生きていきたいと思っていた女子が、なんだか人生って意外と難しいぞと思い始めた20代半ばから、日々の思考を重ねている記録。 励まし合って、バランス良く人生を歩んでいく術を身につけていきたい

野風はる|不登園児と休職中ママ

しなやかに、したたかに 戦略的に生きていきたいと思っていた女子が、なんだか人生って意外と難しいぞと思い始めた20代半ばから、日々の思考を重ねている記録。 励まし合って、バランス良く人生を歩んでいく術を身につけていきたい

最近の記事

断然犬派の私が猫派になりそうな話。

こんにちは。 普段は不登園の3歳児と毎日を過ごしています。 今日は息抜きに最近の価値観の変化について話をさせてください! 突然ですが、犬・猫あなたはどちら派ですか? 私は物心ついた頃から断然犬派でした。 犬は愛嬌たっぷりな生き物で、初対面でも尻尾をふり「ヘッヘッヘッ」と近寄ってきます。 遊びたい・甘えたいという気持ちが丸見えで、ワシャワシャと撫でると腹を見せて「もっと撫でろ」と満足気な様子も見せてくれます。 猫はというと、何を考えているのかが掴めずに怖い印象があ

    • 【不登園記録#19】3歳6ヶ月、療育に行ってみることにする。

      重っ苦しく考えるのが癖で なんでもストレスにしてしまう ケセラセラの気分で受け流せない 自分で重くして重くして ケセラセラの歌に癒されにいく トラブルはすべて、私の自作自演なの? 児童精神科で意見書をもらう 上記のnoteは、登園拒否が激しい時に行政の窓口に電話をかけた振り返り。 なぜ子どもが行きしぶりをするのか? 理由が知りたくて仕方がなかった。 当時、保育園に相談しても「園に来たら楽しくやってますよ。連れて来てくれさえすれば大丈夫ですよ。」との回答しかもら

      • 【不登園記録#18】3歳6ヶ月、過敏で好きな牛乳が飲めなくなる?

        夫婦関係も、子どものことも。 期待しないとか諦めた。じゃなくて受け入れたんだ。 出来ないことは、ただ今はできないんだ。と思えばいい。 そうやって心に留めておかないと、私の心は勝手に被害者モードに入る。 傷ついた気持ちを、攻撃性のある心が慰めにくる。 「期待していたのに、もういいよ。」と。 そして静かな怒りの炎が目の前の相手に向かわないように、溝を掘る。 気づくと途方もなく相手が遠くに感じる。 埋め方も分からない。 結局いつも自分よがりなんだ、想定通りにいかない

        • 【不登園記録#17】3歳6ヶ月、雨が怖い

          二足揃った靴下を丁寧にひっくり返す。 2つの靴下達をバラすと片方ずつ選び取り、左右別々の靴下を履く。 彼の靴下選びには物語がある。 はやぶさとこまちを連結させたり、シンカリオンとN700系を隣り合わせる。 外に出るより家に居たい。 だから、少しでも自分のお守りとなるような事を行って気持ちを作り、今日も玄関を出る。 雨が怖い 日曜日、お昼過ぎにパパの草野球を応援しに行くことにした。 空には暗い雨雲がかかり始める。 窓からそれが見えて、「濡れちゃうから、家を出る

          【不登園記録#16】3歳6ヶ月、ごめんを口癖にさせたくない

          中学2年生の夏大会が終わった頃。 先輩が引退して、同学年で部長になった子から「あのさ、ごめんって言い過ぎだよ。」と言われたことがある。 「そんなに謝ってばっかりだと、謝ることが軽く聞こえちゃうよ。」と中2女子は真っ直ぐな目で放つ。 それに、ごめん。と咄嗟に返す。 それぐらいに、『ごめん。』が口癖だった。 10代になり、どうやら人と感じ方が違うと分かった頃。 相手の感じ方が分からない事を自覚しながら、人と関わることが怖かった。 だから『ごめん。』と付け足し、てへっ

          【不登園記録#16】3歳6ヶ月、ごめんを口癖にさせたくない

          【不登園記録#15】3歳6ヶ月、COTEN深井さんの話。子育てと音声コンテンツ

          本を読むのが好きだった。 子育てが始まると好きだった図書館に行っても絵本コーナーばかりで、活字不足だった。 子どもは「ママ!ママ見て」と一日に500回は言うし、本を開いても1ページも進まない。 だから目線を子どもに注ぎながら、脳内は私の時間を確保できる音声コンテンツに救われた。 PodcastやVoicyを主に聞いている。 この記事は、3歳6ヶ月の我が子が保育園に行けなくなって1ヶ月が過ぎた頃に貪った情報の備忘録とする。 2020年、つわりが酷かった頃にCOTENラ

          【不登園記録#15】3歳6ヶ月、COTEN深井さんの話。子育てと音声コンテンツ

          【不登園記録#14】3歳6ヶ月、保育園お休み1ヶ月目。眠れない彼と親バカな私

          ここ最近、また情報を漁る。 不登校の母子関係、働き方、歴史、社会学.... 不安で多動になる脳に従って夜中はネットサーフィンが止まらない。 検索上位に現れる記事はSEO対策なのか、焼き増しで作られていて、なんだかむかついてくる。 そして、noteやvoicyと個人の体験が集まるものをむさぼるようになった。 私が腹落ちさせたいところは見えてきた。 「保育園に行けない外れ値なんだから、なにか特別な子になればいい。」 そのポテンシャルが彼にはある。 「だから、今の私

          【不登園記録#14】3歳6ヶ月、保育園お休み1ヶ月目。眠れない彼と親バカな私

          【不登園記録#13】3歳6ヶ月、保育園お休み1ヶ月目。3歳児検診で他の子と比べる

          公教育(保育)について、我が子を受け入れてくれないと批判的に嘆いていた。 すると夫が、「普通があるから特別もあるんだよ。」 「その普通を維持しているのが公的なものじゃない?」と言う。 確かに。20年30年前と教育現場は変わらないと批判的に思っていた。でも変わらないことで社会や子どもの変化と比較しやすい側面もある。 物差しのようなものか。 基準となるものがあるから、それと照らし合わせて位置を知ることができる。 その先の選択肢は自分で選ぶ必要はある。 どんなニーズも

          【不登園記録#13】3歳6ヶ月、保育園お休み1ヶ月目。3歳児検診で他の子と比べる

          【不登園記録#12】3歳6ヶ月、保育園お休み1ヶ月目。小児科の先生の言葉

          これからの社会、どんな属性の人も多数派ではなくなっていく。 今までの「普通」が、誰にとっても理想として置かれて どこかで、自分とのズレに苦しくなる場面がある。 でも自分の感覚を肯定できて、その上でどう社会と関わる事が幸せなのか考えられたらいい。 過去の沢山の人の歩みが、今は私の支えになっている。 ◇ 救われたかかりつけ医の言葉 朝の支度を終えた後、ベットの部屋で遊んでいた。 「昨日、英語(親子英会話)楽しかったから今日も行こうか!」と目を輝かせて言う。(レッスン

          【不登園記録#12】3歳6ヶ月、保育園お休み1ヶ月目。小児科の先生の言葉

          【不登園記録#11】3歳6ヶ月、保育園お休み3週間目。保育園ってなんのため?

          何も考えずに進んでいた道がパタリと閉ざされると、根本的な問が湧き上がる。 保育園に行けなくなって3週間と少し。 数ヶ月は休むのだろう。と腹が括れてきてからは、保育園・幼稚園・学校教育ってなんだろう?と毎日のように考えている。 「友達を作る所?」「集団生活を学ぶ所?」「社会に出るための学び?」 子どもが社会に出たときに必要なことはなに? 個人と社会との関係性において大事なことは? 人はどう生きることが幸せなの・・・ ◇ 保育園・幼稚園ってなんだろう? 私は子どもの

          【不登園記録#11】3歳6ヶ月、保育園お休み3週間目。保育園ってなんのため?

          【不登園記録#10】3歳5ヶ月、保育園お休み3週間目。給食を止める。

          私が全部責任を取る。 私がこの命を守る。 私が私が私が…と自分で自分を潰しそうになる。 ぎゅっと握ったものは、自分にしか手放せない。 でも力をずっと入れすぎて、抜き方を忘れてしまった。 少しずつ、少しずつ。 開いていきたいのに。 開こうとすると周りへの愚痴が出てくる。 例えば、不登園は夫にとっては家庭で起きている問題。 でも、私にとっては人生の問題。 この温度差にずるさを感じる。 そして、また握りしめる力が強くなる。 ◇ 不登園について夫と初めて真面目に話

          【不登園記録#10】3歳5ヶ月、保育園お休み3週間目。給食を止める。

          【不登園記録#9】3歳5ヶ月、保育園お休み2週間目。

          私が思っていた子ども像と彼にはギャップがあって、それに戸惑っていた。 子どもは、泥遊びが大好きで虫や生き物が好き。 何でも口にいれるし、高いところに登ったり、イタズラをする。 芋洗状態でくっつきじゃれ合う。 それら全てが叶う保育園をたくさんの中から選んだ。 でも、それら全ては彼の苦手な事だった。 生き物や子どもは予測が出来ない動きをする。それが彼にとっては不安。 感覚の過敏さから口に物は入れたことがないし、泥には触れない。 危機管理能力が高すぎて、道を渡る時には教え

          【不登園記録#9】3歳5ヶ月、保育園お休み2週間目。

          【不登園記録#8】3歳5ヶ月、1週間ぶりの登園で母は長期休みを覚悟する。

          逃げることにもたくさんのエネルギーが必要だ。 ここ最近は、逃げ癖という言葉が胸に引っ掛かる。 楽しい時間だけを与えていて良いのか?行かないことは、怠けではないか?私は甘えさせている母親なのか? 楽な方に流れないように、自分が最後の砦として構えてあげないといけないのではないか。 そんな事を考えながらも、どうにか毎朝保育園に通うという事から逃げた。 そもそも、「逃げ癖が付く」って言葉の主語は誰なのか? 正しいと思える社会の仕組みや王道な選択肢を主語にして、今まで当たり

          【不登園記録#8】3歳5ヶ月、1週間ぶりの登園で母は長期休みを覚悟する。

          【不登園記録#7】3歳5ヶ月、今日から不登園始めます。

          昔から、人と違うこと。外れていることが好きだった。 我が子が3歳5ヶ月で不登園になること。 それは私にとって多数派でなくなる不安より、成長責任を分散させられない不安が大きかった。 私との時間で彼の成長に必要な刺激は足りるか? 成長著しいこの時期の発達責任を100%私が持たないといけない気がして怖かった。 我が子の成長に対して言い訳ができなくなる。 ◇ 罪悪感 仕事の引き継ぎを終えた。 同僚には、お休みする事情を細かく送って引き継ぎのお礼をした。 あくまで子どもが

          【不登園記録#7】3歳5ヶ月、今日から不登園始めます。

          【不登園記録#6】3歳5ヶ月登園拒否。母、初めての心療内科

          私に余裕がないから、それが子どもに伝わって保育園への登園拒否をしているの? ワーママ暦2年半。自分の要領の悪さを認めるタイミングなのかもしれない。 仕事も子育てもどちらも上手くいかない。自己肯定感がぐんぐん下がる。子どもに対しても会社に対しても罪悪感が募る日々だった。 ◇ 懇談会 子育て広場に行った日の夕方には、保育園の懇談会があった。 プロジェクターに映し出される日々の活動を見て、やっぱりこの園はいいなと思う。 自然の中で身体を沢山動かして、家ではできない経験がで

          【不登園記録#6】3歳5ヶ月登園拒否。母、初めての心療内科

          【不登園記録#5】3歳5ヶ月登園拒否。保育園の先生との面談、外部とのつながり

          世の中は利害や損得が組み込まれたシステムだ。 その立場にいるから言う事、言えない事。社会的に求められた振る舞いがある。 相談する相手は、自分が何を求めているのか把握しながら選ばないといけない。もしくは相手の背景(ポジション)を差し引いて聞かなければいけない。 でも弱っている時ほど、私は自分を否定する意見に傾いてしまう。 ◇ 彼の様子 保育園の帰り道、「車のハンドルは両手で握って!危ないから。」と言われる。道にもこだわりが出ていた。その道は細いから左に曲がって!と。近道

          【不登園記録#5】3歳5ヶ月登園拒否。保育園の先生との面談、外部とのつながり