相互連携を促すこと

組織の中には、日々一日一日業務をこなしているだけではなく長短はあれど会社の時間軸、つまり事業の先行きに思いを向けてくれるひとが必ずいるものだと思います。そのような思いを「できるだけ社の業績向上」につなげるために、なにができるでしょうか。

そのひとが「裁量権と責任」を持つことを厭わなければ、経営幹部になってもらうのもひとつの手段かもしれません。
社長と一体になって経営判断を分担する、それぞれの専門に秀でた方々で構成する「チーム」は、しばしば目にするところです。
社長はそういうチームを組織してお互いに相談できる場を用意すると良いかもしれません。
とはいえ、多くの「小さな組織」では「現場仕事をしながら」になってしまうため、現場の方々には少なからず抵抗感があるなあと感じます。

社長も、考えに考え抜いて、声をかけるものでしょう。ぜひ前向きに考えてほしいと思います。
それまで、「ひとり悶々と」あるいは「社長と一対一」であれこれと考えていた組織の未来を、そのチームの仲間と「専門の強み」を持ち寄り、支援しあう。「裁量権」を使って「相互作用」につなげれば、もっと組織の業績につながっていくと思います。
「相互コミュニケーション」のために少々のオーバーヘッド、労力の増加はあるとは思いますが、効果はそれ以上だろうと思います。
特別新しいことを考える必要も、する必要もないと思っています。これまでみなさんが考えて、心配に思い、解決してきたことを相互に共有しあって、連動させるだけで、大きな効果があるだろうと思うのです。

日ごろから少し試して確かめてみるのもいいかもしれません。
ふだん考えていることをひとりで処理せずに、相互連携させてみて、組織の「週間目標」にどれだけ効果があるか、確認してみてはどうでしょうか。

もし、組織の未来への「こうだったらいい」という思いを細大漏らさず事業推進力にしたいものです。

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