静かに、静かに 24/09/25
特に早起きをしようという意思は無かったが、それなりに早く目が覚めた。相変わらず朝の廊下は涼しい。昼にかけてはまだ暑さを伴う瞬間もあるが、それは許容範囲であると言える。今日の午前中は部屋でゲームをしたり法話を聞いたりする気にはならなくて、代わりに、湯船に水を張って朝風呂にして、浸かりながら読書をしようという気になった。しかしながら、もう水風呂の季節は終わったようで、水に浸かると寒くて堪らず、「高温たし湯」を使って、途中からは温かいお湯に浸かった。何度でも言うが、まだ寒い季節ではなくて、暑さもあるような季節ではある。けれども、もう炎天下の日々は終わったのである。のんびり仏教書を読んで、昼を迎えた。
今日は昼から諸用で外出である。この前とある所で知り合った、とあるフリースクールを運営している事業者さんが居て、その方から「子供達の前で人生について語ってくれないか」と言われたので、その場に今日は向かうのである。また大層なテーマを用意されたと思い、その役目が私に務まるかはあまり自信がないのであるが、頂いた機会は有り難く頂戴して、私のこの、真っ暗な人生の有様を、子供達に伝えられたらと思う。因みに、今日は特に下準備をせずに話す予定である。思い付いた事をそのまま話せばまあ何とかなるだろうと、案外気楽な気持ちで居る。と言うより、省エネ志向を大切にしたいと考えている。静かに、静かに、外出中もそれを忘れず、近所の店へ下駄を履いて向かうような気持ちで、外出が出来ればよい。
今日はその講演だけではなくて、夕方以降は、大津のお寺での聞法会へ向かう。こう書くとややハードな予定なように思うが、私が行く聞法会は刹那的な聞法会が多くて、行ったとて気分の変な高揚は起こりにくい。淡々と仏法を聞いて、会が終わり次第多少の挨拶をして帰る、といった具合である。なので、このような予定の連結も可能である。聞法会の時間は、独りで居る時とあまり変わらず気が楽である。今の所、聞法会が終わったら夜の幹線道路を歩いて、ゆっくり帰るつもりでいる。秋の涼しい夜風を浴びながらゆっくり歩いて帰るというのが今日の望みである。