自家発電をする
昨夜列車に乗って自宅へ帰ろうとしている時にふとスマートフォンの通知欄に目をやってみたら、お天気アプリの通知が入っていて「明日は今日より5℃低い予報です」と表示されていた。なので、もしかすると明日は気温が低いのかもしれないと少し期待をしたいた。が、実際は何の驚きも無い気温が漂っている今日である。雨が降っている影響で日光差さず、結果的に気温が上がりきらないだけであると思う。全く、つまらん天気である。そして、もうしばらくするとそのつまらん天気が一般的になる。寧ろつまらんどころか不愉快な天気が自己主張を激しくする。つまらんつまらん。つまらなさが幅を利かせるこの世の中で、最終的に面白いのは結局の所私なのだと痛感する。私の面白さは一日も変わった事が無い。四季とは大違いである。
とまあそんな調子で勝手に盛り上がっている訳であるが、実際の行動は極めて落ち着いている。それどころか寧ろ落ち着きすぎである。相変わらずこの元気に身体が付いていかなくて、眠気がかなり強い。昨夜も帰りの新快速に乗ったらもうウトウトしていて、補助席に座りながら荷物を抱えて半眠であった。列車から降りて帰り道を進んでいる時も、珍しく音楽を聴かずに歩いていた。眠気のせいで音楽を聴いても愉快でなかったからである。そして家へ着いたらシャワーも浴びずリビングの炬燵に入って眠った。その眠りは随分と継続し、しっかりと目が覚めたのはつい一時間程前である。日中ほぼ何もしていなかったと言ってよい。ただそれでも、時間の使い方としての満足度は高い。
何か特別な事をしなくても過ぎてゆく時間が勝手に面白くなってゆくので、何も特別な事をしない。眠りたかったら寝る。食べたかったら食べる。ゲームをしたくなったら、恐らく自然とコントローラーを握っているのだろう。自家発電が可能になっていると例えれば適当だと思う。わざわざ関西電力に頼らなくてもよいのである。仮に関西電力で電気料金を大幅に値上げするとか言い出しても、今の私は一向に構わない。関西電力なんぞ頼らなくても生きていけるので、相手がその気であれば解約をすればよい。と、大体こんな調子なのである。
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