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1twoba
【詩物語】「年末退職の扉の先に」/豪華絢爛仕事納め
誰もいない会社の事務所
一人書類をまとめる
いつもしているこの作業
最後の日でも変わらない
みんなにキツく言っていた
みんなに煙たがられていた
隠れて鳴らす舌打ちを
無視して陰で泣いていた
みんなに嫌われていたから
みんなに遠ざけられていたから
最後になるこの日でも
一人になるのは知っていた
脳裏に浮かぶ思い出と
一緒に開けた最後の扉
眩い光が降っていた
見渡す限りのイルミネーション
消え行く影を照らしていた
※
会社の事務所の灯が消える
みんなに送る合図
陰で内緒でする作業
最後の夜を彩ろう
みんなキツく言われていた
みんなが煙たがっていた
舌打ちしたくなることも
陰口叩きたくなることも
脳裏に浮かぶ思い出は
一緒に歩んだ日々の証
助けてくれたあなたの姿
みんなの密かな尊敬の念
すべて照らして伝えます
"ありがとう"の文字が輝く
満天の灯火に包まれて
潮となって寄せる喝采
手に手に送る花束の山
共に過ごした今までを
今日のこの日を忘れぬように
豪華絢爛仕事納め
溢れる感謝を輝きにして
(410字)
終
こちらのお題2に、詩のような物語で参加させて頂きました!
年末最後の仕事→仕事納め
退職→ある意味「仕事納め」
……という、「ダブル仕事納め」で考えてみました!
今年一年、本当に助けて頂きました。ありがとうございます😆
来年も何卒よろしくお願い致します🙇