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【わたしの勉強法】真面目にふざける

 こんにちは♪
 開業してから20年以上、学習塾の塾長兼講師として生徒たちと接してきています。
 勉強法に関しては、ある意味プロとも言えるのですが、今回は私の勉強法ということなので紹介させていただきます。
 いつも変な話ばかり書いている私ですが🤣、ここは『真面目ふざけて』に話していきたいと思います。

真面目ふざける勉強法

 そもそも、私は勉強というものが好きではありませんでした。だから、普通にやっていても飽きるので、自分なりに楽しさを見つけてやっていたように思います。それは今でもあまり変わらないかもしれないですけど笑
 その例が以下のようなものです。

数学の文章問題にツッコミを入れる

問1 兄は一定の速さで駅へ向かいました。弟は兄の忘れ物に気づき、毎分120mの速さで走って追いかけました。……

ツッコミ例
⚫︎一定の速さって機械か!Σ( ̄。 ̄ノ)
⚫︎弟優しいなぁ!
⚫︎毎分120mって……時速7.2km?急ぎ足程度やん!それで走っているって、かなりグダグダな走りだな!
⚫︎実はかなりイヤイヤ追いかけてる?
⚫︎「お兄ちゃん忘れたから走って届けてあげなさい」……とか、お母さんとかに強制されてるんちゃうの?
⚫︎一本道なのか?それとも兄の行動パターンを弟は完全に熟知しているのか?エスパーか?

……みたいな感じです。

 一通りツッコミ終わったら問題を考えて解きます笑

 ツッコミを入れることにより、問題内容の理解が深まり、状況がイメージできます。
 そして分かったイメージを表や図にまとめて『見える化』させます。そうすると、式を立てる時の参考になります。

公式や年号の語呂合わせを考える

考えた自作年号語呂合わせ例

239年 卑弥呼が魏に遣いを送る
不作(ふさく239)の年に送るのかよ!

1582年 本能寺の変
以後は辛い(いごはつ1582らい)運命明智さん

語呂合わせは世の中に秀逸なものがたくさんありますけどね。それをあえて自分でも考えてみるのです。そうすると一生懸命考える分、印象に残りますよね。


二次方程式の解の公式

 こんなのも考えたりしました。
 実際、何題か解くと大体身に付きますけどね笑

 この他、危険物取扱責任者の表を独自の語呂合わせで覚えたりしていましたね。


英語でふざけた文章を作ってみる

受け身形(受動態) 基本事項
be
動詞+過去分詞+(by 行為者)

能動態→She wrote the letter. (彼女はその手紙を書きました)
この文章を受け身形にすると↓
肯定文
The letter was written by her. (その手紙は彼女によって書かれました)

疑問文(be動詞を前に出す)
Was the letter written by her ? (その手紙は彼女によって書かれましたか)

否定文(be動詞の後ろにnotを付ける)
The letter was not writtenby her. (その手紙は彼女に書かれませんでした)


受け身形で遊んだ物語文

I am Soccer Ball.
(僕はサッカーボールです)

I am kicked by everyone every day.
(僕は毎日みんなに蹴られます)

I asked a soccer player "Am I kicked by you ?"
(僕は1人のサッカー選手に尋ねました"僕はあなたに蹴られるの?")

"Yes. You are kicked by me but Bob will not kick you.", he answered.
("うん。君は私に蹴られるけど、ボブは君を蹴らないだろう" 彼は答えました)

Then, I was kicked by him.
(そして僕は彼に蹴られました)

Bob held me tightly.
(ボブはしっかり僕を抱きしめました)

"He is right ! I am not kicked by Bob ! "  I was happy.
("本当だ!僕はボブに蹴られない!"  僕は嬉しかったです)

Bob put me on the ground like a dear thing.
(ボブは僕を大事そうにグラウンドに置きました)

The next moment, I was kicked high into the air.
(次の瞬間、僕は空高く蹴られました)

The man who kicked me was Bob.
(私を蹴った人はボブでした)

He was a goalkeeper.
(彼はゴールキーパーでした)


面白いかどうかは別として笑
こんな感じで、変な物語を作りながら使い方を覚えるのもアリですよね?

問題文から物語を作ってみる

 以前こんな記事を書いていました。
 こんなことを考えていたりします😅
 こんな風にすると、国語の読解問題と数学の文章問題の両方を1問でできちゃうかも!笑

 良かったらご覧くださいね。


ふざけた文章問題を作ってみる

 問題の解き方自体は大真面目な問題ですが、問題文のクセ!!……ってのも面白いかな?って作ってみたりします。

真面目な法則や定説をふざけたり妄想してみる

今までやったことの例
⚫︎乗り物が速ければ速いほど、時間はゆっくり流れる→速い乗り物に乗れば長生きできる→生まれてから死ぬまで新幹線に乗って過ごした場合、どれだけ長生きできるか。

⚫︎龍宮城での異常な時間経過の速さをすべて速さによって生まれるものだとしたとき、竜宮城はどのくらいの速さになるのかを調べて考えてみる。

⚫︎欠史八代の天皇が存在していなかった&初代神武天皇=10代崇神天皇だとしたら、神武東征は宮崎高千穂の地から、日本の覇権を目指して大和の地へと進んだ大和朝廷初代の大王の姿ではないか?などと想像して調べ、妄想する。


 とにかく、こんな感じで真面目にふざけます。
 そうすると、あまり勉強している感覚がないのに覚えますし、物語などを作るときは分からないことを調べたりします。期せずして更に深く勉強することにもなっちゃったりします。

イメージの構築

 勉強はイメージの構築だと感じます。

 覚えるときは真面目にふざけながらであろうと何であろうと、当然頑張って覚えます。
そして『覚えた』と思ったら、一度自分を俯瞰で見ます。
 客観的な目で、自分が本当に覚えたか?……というより、その知識をとっさに取り出して利用することができるのか?それを頭の中でシミュレーションしてみます。

 もし、それがイメージできていれば、とりあえず完成です。その記憶は数日は持つでしょう。
 しかしそれ以上の期間、記憶を維持するためには、アウトプットが不可欠です。

 覚えたことを誰かに伝えて説明する。
 覚えたことを使って問題を解く。
 覚えたことを使って文章を書く。……などなど、実践してみるのです。
 そうすることにより、フワフワした不安定な知識は安定してきます。

 その繰り返しです。

 イメージを構築するためには、小さなものであっても『世界』が必要です。
 計算なら、その解き方はどのように利用して解くことができるのか。
 言葉なら、その言葉でどんな文章を紡ぎ出せるのか。
 知識なら、その知識が存在しているのはどういう世界なのか、その世界でのその知識の立ち位置はどこなのか。
 それが明確になれば、自ずと使えるようになります。そして使ってみれば感覚が分かります。

 具合的にどうやって覚えるかなんてどうでもいいんです。

 書いた方が覚えられる気がするなら書いて覚えればいいし、読んで覚えられる気がするなら読んで覚えればいい。

 ただ暗記事項で大切なのは効率よく覚えることよりも、忘れないようにすることです。
 ですから忘れないための工夫が必要です。

 そのためのわたしなりの方法が『真面目にふざける』という方法なのです。


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