ヴィーガンについて
ホストファミリーがヴィーガンです。
ヴィーガンとは肉、魚、卵、乳製品など動物由来のものを一切口にしない人々のことを指します。
わたしは好きなものを食べていいと言われていますが、平日はホストマザーが夕食を作ってくれるので、わたしも今ではほぼヴィーガンのような生活をしています。
日本ではあまり馴染みのないヴィーガンですが、こちらシカゴではまだまだ少数派ではあるものの、レストランではヴィーガンメニューが選択肢としてあったり、食料品店でもヴィーガン対応の冷凍食品が数多く並んでいたりします。
ファミリーと生活を共にするまでは、ヴィーガンの料理について日本の精進料理のようなイメージがあったのですが、こちらに来てそのイメージは一変。
ホストマザーが料理好きなこともあり、とても美味しい。画像の巻き寿司も動物由来の食材は一切使っていません。
料理はもちろん野菜が中心ではありますが、フェイクミートやフェイクエッグと呼ばれる豆から作られている食材を上手に取り入れ、美味しく仕上げています。
ただ、わたしの気になるところとしては、食品添加物について。特にフェイクエッグは成形された卵のようなもので、色もきれいな黄色味を帯びています。内容物についての欄も見てみましたが、特に食品添加物についての表記はない様子。つまり、何が入っているのか不明確な部分も大きい。
生き物に配慮することも大切ですが、同じように自分の体に配慮することも必要だと思いました。
また、最近気になるのがホストキッズの発言。
キッズ:「のいちゃは肉も魚も卵も食べるの?」
わたし:「うん、そうだよ。わたしの国ではほとんどの人が肉も魚も卵も牛のミルクも飲むよ。」
キッズ:「それは良くないね〜」
悪気はないのももちろんわかっていますし、彼なりの食に対する考え方だということも理解しています。しかし、わたしとしてはこの世界には様々な食生活をしている人がいるということを知ってほしい。そしてそのどれもが尊重されるべきであって、『良い』『悪い』で判断するべきではないということ。生まれた時からヴィーガンとして生活している彼にとって、理解するのは難しいことと思いますが、少しずつ伝えていきたいと思います。