番組紹介:ニッポン知らなかった選手権 実況中!「第6回 営業スキル競技会 S-1グランプリ」
同僚に勧められ、こちらの番組を視聴。
ニッポン知らなかった選手権 実況中!
「第6回 営業スキル競技会 S-1グランプリ」
すでに放送は終了していて、現時点で再放送予定もなかったので、NHKオンデマンドにて視聴。単品視聴は110円です。
番組紹介
国内の企業や業界団体が主催するスキルアップ(技能)コンクール・コンテストの様子をプロレス実況のフリーアナウンサー清野茂樹さんが実況する番組。今回は、営業スキルの競技会 S-1グランプリの回。
競技会の内容
・全国の営業100人がエントリー
・面接審査により6名が選出
(本大会)
・1stステージ(3分プレゼン) 6人→3人
・2ndステージ(7分プレゼン) 3人→2人
・決勝:相手企業の社長役を前に模擬商談
<審査方法>
・1st、2ndステージは生配信をみている一般審査員が投票
・決勝は審査員6票 + 一般審査員1票による投票
■今回のテーマ・課題
・1stステージのプレゼンテーマ:「私が身につけた営業ノウハウ」
・2ndステージ:1stと同じテーマ
・決勝の模擬商談
売り込み商品:人工知能搭載の営業スキルアップツール
商談設定:受注に向けて大詰め。社長が費用対効果に難色を示している
・審査ポイント:お客様に安心・納得して買ってもらえるトークの技術
■1stステージ(3分プレゼン)
内容はダイジェストでよくわからず。
登壇者とテーマは以下の通り(太字は勝ち残り)
※審査ポイント「実践できる学びがあるか」「聞きたくなる話であるか」
・営業代行会社(営業ハック)の社長
「新規顧客との向き合い方」 → 電話のガチャ切り対応Tips
VS
・ネット広告代理店(エムプロ)
「明日から使えるSNS営業術」
・人材紹介会社 (パーソルキャリア)営業部長
「顧客との関係性の作り方」 → 競合が多くて、失注した時の話
VS
・法律相談サイト(弁護士ドットコム)
「ジャイアントキリングの起こし方」
・ベンチャー(レプコム)
「担当営業が変わってもサービスの質を落とさない方法」
(そのための地図とコンパスにあたるものを作った)
VS
・人材サービス会社(キャリアデザインセンター)
「リピートが止まらなくなる営業方法」 → 顧客の課題を鵜呑みにしないという話
■2ndステージ(7分プレゼン)
(太字は勝ち残り)
・営業代行会社(営業ハック)の社長
「新規顧客との向き合い方」
・人材紹介会社 (パーソルキャリア)営業部長
「顧客との関係性の作り方」
・人材サービス会社(キャリアデザインセンター)
「リピートが止まらなくなる営業方法」
■Finalステージ(ロールプレイング 模擬商談)
売り込み商品:人工知能搭載の営業スキルアップツール
商談設定:受注に向けて大詰め。社長が費用対効果に難色を示している
社長役:元野村証券 トップセールスだった野部剛さん(審査員の一人)
審査ポイント:提案力、言葉遣い、表情 など
6人の審査員は、以下の通り
■決勝の様子
社長が気にしている点「費用対効果は問題ない」を最初に回答するところは、両者同じ。
社長役
「でもそれってほんとに使うの? 使ったら効果出んの?」
という質問に、機能について説明しようとする相手には、
「機能が知りたいんじゃない、効果はあるの?」
と畳みかけるという少し圧力ある商談。
そして終盤
「あなたのようなトップセールスになれますか?」
という質問。
「そうしたい、一緒にやっていきたい」笑顔で返すパーソルキャリアの岡本さんと、「トップセールス」の定義から課題認識のずれを商談中に行った営業ハックの笹田さん。笹田さんは商談の最初から、社長を相手にも臆せず、「営業が育たない理由はなんですか?」と逆にヒアリングするアクションもあった。途中、ヒヤヒヤしてもうダメだー… と思う場面もあったが、時間いっぱい認識のずれの訂正、サービスの説明をがんばった笹田さんの優勝で幕を閉じた。
番組の感想
番組としては、時々挟まれるTipsや、他社の取り組みもちょっと見ることができてよかった。「新規客への電話は、比較的早口1分450文字のハイペースが効果的と言われている」「営業目標を売上ではなく、プロダクトのフィードバック数にしてみた」など。本職の営業さんも自社以外の営業さんを見るいい機会になるかもしれない。模擬商談(決勝)はこの番組のハイライトだが、見ていて脇汗かくので、視聴は一度でいいです。
NHKオンデマンドにて単品視聴は110円です。