マーケティングの理論を学ぶ【12回目(全14回)】~流通チャネル対応~ #マープス
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前回の視聴noteはこちら(↓)
『マーケティング戦略』の構成
★このnoteでわかること
チャネル政策の特徴
3つのチャネル政策
垂直的マーケティング・システム
チャネルの衝突
「延期」と「投機」
『マーケティング戦略』流通チャネル対応
1.流通チャネル対応の体系
チャネル選択とチャネル管理
マーケティング・ミックス要素(製品政策、価格政策、広告・販促政策、チャネル政策)
→チャネル政策は、
・他の政策と比べて、外部から見えにくい
・長期で固定されるため変更しにくい
・自社だけで決められない
2.チャネルの選択
垂直的マーケティング・システムの構築
3つのチャネル政策
(広い→下に行くにしたがって、狭い)
開放的チャネル政策:日用品、FMCG(Fast Moving Consumer Goods)::商品回転率が高い消費財(例:ビール、お菓子、洗剤)
選択的チャネル政策(例:薬、化粧品、家電)
排他的チャネル政策(例:ラグジュアリーブランド、車、家)
垂直的マーケティング・システム(VMS)
メーカー、卸、小売がそれぞれの思惑で事業を展開し、それぞれの利害が一致せず、非効率。
企業型:自社だけで、メーカー~卸~小売を統合。製造小売業:SPA(アパレル、IKEAなど)
管理型:チャネルリーダーであるメーカーが緩やかに全体を統合(自動車、住宅)
契約型:資本の異なる企業間を契約で統合(コンビニ、ファミレス)
※自社で川上から川下までコントロールできるなら、SPAでいい。売上が上がらない時、一気に川上から川下の人件費などが固定費としてのしかかる。
※セブンイレブンのロゴの入ったトラックは、セブンイレブンと資本関係のない会社
<復習>垂直統合の多角化(「2章 事業領域の選択(企業アイデンティティの形成)」)
系列店か量販店か?
3.チャネルの管理
変化するメーカーのチャネル管理
流通構造の変遷
チャネルリーダーの変遷
建値制の崩壊
<復習>7章 流通分析
一般消費財におけるメーカー直販の難しさ
既存チャネルに気を使う
オンラインで購入する必然性が低い
メーカーの直販サイトで購入する理由がない
購入単価が低い
LTVが小さい
顧客獲得コスト・維持コストが高い
<参考> 電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました (METI/経済産業省)
パワー・コンフリクト論
メーカー 💥 卸 💥 小売
メーカー 💥 大型小売店
販社 💥 販社
販社 💥 直販サイト
4.これからのチャネル対応
延期・投機理論の考え方
「延期」と「投機」
頼まれてから作るのが「延期」の考え方
(発注ポイントをなるべく提供する直前までずらす)
コンビニ:延期
ユニクロ:投機(シーズン)
投機は、在庫問題が大きな問題となる。
※提出義務のない宿題
私が経験のある、モール型のECの場合、商材やブランドごとに、契約形態が違う。売れた商品だけを売上計上し、売れなかった商品を返す「消化契約」、メーカーから買い取って販売する「買取契約」がある。買取の場合、売れなければ、EC側の在庫となる(商品を預かって、返品をする「委託契約」もある)。リスクがあるので、買取は安く仕入れることができる。
「消化・委託取引」が、「延期」。「買取契約」は「投機」にあたるだろう。