「ほぼ日の學校」アドベントカレンダー最終日の授業紹介は、
旭酒造株式会社の会長、桜井博志さんの『山口発、世界へ。「獺祭」という日本文化』です。
授業紹介・視聴動機
私は、普段、マーケティングの仕事をしています。製品、サービスのブランディングについて考えることもあります。倒産の危機から、製品開発、市場を席捲するまでになった製品についての興味が尽きません。
そして、視聴してみて、製品開発から価格設定まで、すごくすごく参考になる話のオンパレードでした!
桜井博志さんの言葉
お客様の声を直に聞くことの重要性
お父さんと喧嘩して、実家の会社を飛び出した桜井さん
お客様の声を直に聞くことの重要性を奥様の実家の稼業で知ることになります。いいものを作って、いいものを見せて、それで買っていただくという体験がここにあります。
実家を継いだ時の状況
お父様のご不幸のあと、後を継ぐことになります。
とりあえずわからないから、言う通りにやってみるけれど、そこで成果がでないことがわかります。状況としては、手を打たないとつぶれる状況に追い込まれます。それをあとで振り返って、状況分析できるところがすごいところですね。
理想の酒の姿が見えてきた
理想の酒を求めて
ちゃんとこの時の「変な酒造」という評価を、受け止めたんですね。
続・理想の酒を求めて
で、夏にビールを作って、ビールレストランをやって、年間の日本酒の売上を飛ばすほどの赤字を出してしまいます。そして、杜氏が蔵人連れて、よその蔵に出て行ってしまいます。
続々・理想の酒を求めて
細かくケア、それをデジタル化でやる。ここの話は、製造やシステム開発にもつながる話ですね。
損得でビジネスを考えない
この一般消費者の声もちゃんと聞く。説明ができることであれば、きっと伝え方を変えたんでしょう。でも、そうじゃない、説明できないことに気づいた。そこで、やめる決断をするわけですね。
製品価値と価格について
割安に感じないと売れないという考え方は、すごく大事なんですね。理由があれば、高く売れそうと考えがちなので、ここは桜井さんの言葉の中でも、頭にねじ込んでおきたいところですね。
どういう順番で開発するか、事業を継続することが優先で考える。いろんなところから学んで、それをビジネスに活かしてる桜井さん。勉強になりまくりな1時間半の授業でした!
まとめ
「もう一つ言うと~」と話し始める時がおもしろいですね、桜井さん。
検討した、やってみた、そして、次がある。一つ一つの積み上げがあるので、一つ話すとその時のことを思い出すのでしょう。
決して他人に言われたアドバイス通りにはやらないけど、人に言われたことはよく覚えていて、じゃあ実際どうする? という疑問から次のきっかけになっているものおもしろく感じた点でした。
経営者もなってみないとわからないところがある仕事だそうですが、一つ一つの思考、試行、ふりかえりが桜井さんのこれまでの成功につながっていることがわかるインタビューでした。
アドベントカレンダーのまとめ
初日は、どの授業を視聴しようかな… というnoteでしたが、以降、毎日、授業を聞いて感想を書きました。仕事も、仕事以外にに頼まれたこともあって、12月は大変でしたけど、何とか走り切ることができました。とりあえず、あとは、大泉洋さんの授業だけ見て、しばらく「ほぼ日の學校」も冬休みに入ろうと思います。ありがとうございました。いい授業、素晴らしい人が多かった。そしてまとめて視聴したことで、何か、心に留まるのは、情報ではなく、人なんだ、ということを感じました。ありがとうございました。
記事にもなってますね。こちらも読んでみようと思います。