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顔の印象をよくするためにちょっとだけ努力してもいいよという人に届きますように
『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』を読みました。
吉川景都さんの漫画
著者のお一人である吉川景都さんの漫画が好きです。
特に、吉川さんの漫画でおすすめしたいのは、こちら。
育児の専門家じゃない人が書いた子育て本は、どこかネガティブな感情を持ってしまいがちです。
子どもへの対応や考え方に違和感を覚えたり、子どもにそんなこと押し付けていいの? と言いたくなったり。成功体験ばかりだと、どこかうらやましく、そして、うらめしく思ったりすることも多い。
でも、『子育てビフォーアフター』には、そういう感情が湧きませんでした。子どもをかわいいと感じるポイントが、すごくよかった。外出先で子どもが発する言葉にヒヤヒヤして困っちゃう場面も、やはり半歩外から見ると「子どもかわいい」の場面ですよね。
コミュ障を自称する吉川さんが子どもと過ごすことで、コミュ障は残念ながら改善はしないけれど、子どもと一緒であるために強制的に変化を求められたり、でも、人間はそうは変わらないことを確認できて、ほっとしました。
特に2~4歳くらいの子どものかわいさがぎゅっと詰まった本です。
あ、本題は、こっちの本だ…
noteの読書感想の課題に、そんな吉川景都さんのお名前を見つけて、これは読まねば、と思ったのでした。
『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』を読んでみた
読んだ動機
正直、私の周りは、メイクやスキンケアに興味を持つことがなかった世代の男性ばかりで、私自身(男性)、メイクには興味がありませんでしたが、本は、自分の世界を広げてくれるものですし、吉川さんの描かれた本ということで、ちょっと手に取ってみようと思った次第。
本の概要
吉川景都さんと幼なじみの現役美容部員BAパンダさんにメイクのコツを教わる一冊です。
他人様の容姿を非難するようなことはできませんが、心の中でこっそり、「この人、今日は顔濃いなー」と思ったり、「なんか眉変じゃね?」と思ったりしたことはあります。きっとそんな違和感を覚える時は特に、本人がたくさんの手を入れた時でしょう。そう思うことさえ失礼な状況なんだと思います。だから、せっかく(メイクで)気合を入れた時には、お互いにそんな思いをしたくない。
メイクで間違ったことをしないだけで、せっかくかけた時間を無駄にせずに済みます。
章立てはこんな感じ。
眉がなんとなく変
アイメイクがなんとなく変
ベースメイクがなんとなく変
チーク・ハイライト・リップがなんとなく変
スキンケアがなんとなく不安
肌の悩みがなんとなく不安
ツールがほぼ初心者
最初、吉川さんは、
「パンダさんが
きれいなのは
プロだから
あたりまえだ」
と思っていたそうです。
でも、それは、基本を知らないことが原因だとわかります。
なんとなく流行りのアイテムを使ってしまうけれど、それがどういう商品なのかよくわからず(説明書を読まず)、使っているだけだったりします。
本の詳細
1章は「眉」。
顔の印象のほとんどを決めてしまう眉にについて、読んですぐにどうすればいいのか気づけるはずです。
Amazonの書籍紹介ページにも掲載されていたサンプルページを引用させていただくと…
![](https://assets.st-note.com/img/1666001196035-1BhQC9vHS7.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666001216184-s38lBZjCWC.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666001230385-kzxYPRfZ2u.png?width=1200)
ほら、自分のどこがまずかったのか、わかった気がしませんか?
並行眉が似合わない人はいないそうですし、知らなかった方は、ぜひこの方法を試してみてください。
でも、先に理想の眉を描いてから剃らないと、元が無くなってしまうので大変だそうです。そうした注意点が他にも書いてあるので、ぜひ本を手に取ってご確認ください。
2章のアイメイクでは、どこに色を乗せるか、どこまでが目か?(アイラインを引くときどこまで引くの?)を考える時「いつも心にガイコツを」という名言も登場します。
そうしたメイクの考え方の基本を学ぶことができます。
アイライナーが難しい、じゃあ、アイブロウペンシルで下書きすればいいじゃん、といった先入観に囚われて、やっていなかったことも教えてくれます。
まぁ私は、メイクしたことないので、何が基本で、何が先入観なのかは想像なんですけどね。
私は、ほぼ毎日、自炊していますが、メイクは、料理より理屈が多いかもしれない。
「なぜ、この道具を使うのか?」
「今、何をしようとしているのか?
を考えましょう、とBAパンダさんは言いますが、私は料理中、なぜ塩を入れるのか、なぜ、包丁で切り込みを入れるかなんて考えたことありません。レシピにそう書いてあるからやるだけです。
普段からメイクをしている人は、それだけ面倒なことをしてるんですね…
オフィシャルな場で、気合を入れたメイクで、昔っぽい印象になってしまう方がいる理由もわかりました。だって覚えた時に流行ってたやり方だもん。何が時代特有のメイクだったのか、今はどう考え直して、メイクすればいいのかも教えてくれます。
こんな人に読んでほしい
身近な人が困っていればお薦めできますが、メイクをしない私に相談する人なんていないし、メイクが変だと感じた人にいきなりお勧めするのも失礼です。Twitterで、本に関するちょっといいコメントを見つけたら、RTするくらいはしてみようと思います。
メイクに漠然と困っているけど、印象をよくするために、ちょっとなら努力していいよ、と思う人に届きますように。
とはいえ、どこまでも頑張ってしまえる「沼」ともいえるので、本を読んで、あれもこれもとやってみるのは大変です。お勧めしません。大丈夫、きっと著者の吉川景都さんも、もうそこまでやってません。『子育てビフォーアフター』を読んだのでそんなしっかりした人でないことを知ってます。読んだ方も、できることから少しずつ。お試しください。
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