一人でも新発想が生みだせる? 秋山具義さんに教わる「ひとりブレスト」
「ほぼ日の學校」アドベントカレンダーです。
今回視聴した授業
そんなにクリエイティブな仕事をしているわけではないが、サービスを企画する部門にいて、マーケティングの施策を考える仕事をしています。サービスの顧客視点のメリット、サービス内容をうまく伝える短いメッセージ、記事中に書いてあると関係者が喜ぶこと…。陳腐なことしか言えない時に「ぐぅ」と一人唸る日があります。アイデアは喉から手が出るほど欲しいですし、アイデアを掴む方法があれば知りたいと思うのは、どんな仕事をしている人にもあるのではないでしょうか。
授業で学んだこと
ひとりブレスト(ブレインストーミング)とは
定義はご覧の通り。
ひとりブレストのやり方
授業では、「ひとりブレスト」シートを使った方法が紹介されています。後半のワークショップでは、その簡易版を使ってます。
秋山さんが使ってる「ひとりブレスト」シートで、そのまま流用できそうな画像や記事が見当たらなかったので、興味がある方はこちらの本に紹介されているそうなので、ご覧ください。
基本は、テーマに従って、いくつかの関連カテゴリーで思いつくことを書き出します。簡易版じゃないほうは、一回じゃ変わったワードまで引き出せないため、一回休憩を挟んで、忘れた後に追加で書き足す。ようです。
例えば「新発想名刺」というテーマに対して、「形状」「素材」「目的」「渡し方」「類似物」「関連」「不便」などのカテゴリーを横に並べて、その下に、イメージできた語を並べます。
「渡し方」だと、一般的には「手で」「おじぎをしながら」があって、さらに書き出すと「間接的に」「笑顔で」などが出てきます。「類似物」では、「クレジットカード」「ポイントカード」なんてのがでてきます。こうやって書き出したものに対して、複数の単語を結びつけて、新たなものを発想する方法です。
アイデアとは?
名著とされる「アイデアのつくり方」にもあるように、複数の関連性のないアイデアをつなげる方法がアイデア出しの基本なんでしょう。関連性がないといっても、もともと、テーマに沿ったカテゴリーなので、突拍子のないワードの中にも、ちゃんとつながるものが出てきます。
私も昔、いつでもどこでもアイデア出しできないかと、デジタルのツールを使って、その方法を考えたことがありましたが、あまりうまくいきませんでした。
何かと何かの組み合わせ、が新しいアイデアだと、理解はしているので、実はつながるかもしれない、たくさんの要素をいかに出すか、がキモですね。
感想
この授業で紹介されていた「ひとりブレスト」シートは、一枚で、イメージ画、ネーミングまで考えるようになっていて、絵が苦手で、力のある語を引き出すのに時間がかかる私には向かなそうな気がしますが、カテゴリーごとにワードを引っ張ってくるやり方は、たくさんのアイデアの種を生むのに使えそうでした。次の仕事では使ってみよう。そうしよう。