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生活にアートを取り入れる想像をしてみる
※「ほぼ日の學校 Advent Calendar 2021」22日目です。
アートと暮らすと、“うれしい” がたくさん生まれる。
奥村くみ (アートアドバイザー)
「アート」と聞くと、少し敷居が高いイメージがありますが、インテリアとして取り入れることで、暮らしや心が驚くほど豊かになるそうです。講師の奥村くみさんは、インテリアコーディネーターとして活躍されていましたが、アートの魅力をより多くの人に伝えたいという想いから”アートアドバイザー”という仕事を発想し、2 004年から活動されています。「アートと暮らす」。そこから生まれるのは、空間の美しさや日常のたのしみだけでなく、私たちのセンスや感性を磨くことにも繋がるそうです。
「どこで買えばいいの?」
「予算はどのくらい?」
「どこに飾ればいいの?」
といった疑問にも答えていただきながら、アートと暮らすたのしみを伺います。
アートと暮らすと、“うれしい” がたくさん生まれる。 | 奥村くみ | ほぼ日の學校 (1101.com)
最近は毎日、「ほぼ日の學校」の授業を見ています。
今日は、何を見ようかなー。
元テレビ東京のプロデューサーだった佐久間さんの授業もまだ全部見てないし、音楽プロデューサーの木﨑さんの授業も見たいし…
そんなことを考えてたところ、こんなツイートが流れてきました。
『アートと暮らすと、“うれしい” がたくさん生まれる。』アートアドバイザーの奥村くみさんの授業を公開しました!アートと暮らすことは、空間の美しさや日常のたのしみだけでなく、私たちのセンスや感性を磨くことにも繋がるそうですよ。#ほぼ日の學校 でご覧ください。https://t.co/1HcihyAwQ9
— ほぼ日刊イトイ新聞 (@1101complus) December 22, 2021
私は最近、「ブルーピリオド」という漫画にハマってます。
第1巻の内容紹介: 成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、
「ブルーピリオド」の主人公の八虎(やとら)も、絵に心を奪われ、絵を描くこと、藝大を受験することは決めたものの、心を奪われた絵、自分が褒められた絵以外に、絵の良し悪しはわかりません。絵を受け入れる感受性があっても、これまで美術に触れたことがなければ、だいたいの人はそうでしょう。
それがもっと解釈を広げた(現代)アートといえば、オークションで高値がついたというニュースを見聞きする程度。
でも、きっと知っていれば、何か自分が豊かになれそうな気がします。
他に見たい授業を押しのけて、今日は、アートアドバイザーの奥村くみさんの授業を見ることに。
この方、好感が持てる方ですね。
もともとインテリアコーディネーターをされていて、アートに興味が広がった。いざ仕事にしようと思ったら、近いと思っていたインテリアとアートには、高くて越えられない壁があった。そこをつなぐことに苦労をして… というこれまでのご自身のストーリーを語られます。
自分にどれくらいの専門性があって、他人からどう見られているかを知っている方で、すごく謙虚な方です。好感が持てます。
奥村さんのお話は、基本、住空間に取り入れるアートの話です。
私が知りたい、美術館で鑑賞する時のアートの良し悪しではありませんでしたが、大事な話も聞くことができました。
それは常に、購入するならどれにする? という視点でアートを見るというお話です。さらに言えば、購入した絵を家のどこに飾るかまで想像してほしい、と。
美術館に行って、持って帰るならどれにするか? を考えるのは、楽しそうです。美術館に行くと、色が鮮やかで、インパクトがあって、びっくりさせられる絵に引っ張られがちですが、生活に取り入れようと思うと、気に入った、しっくりくる、毎日見ても飽きない、そんな視点を持ってみることになります。
実際には、経済的な問題があるので、美術館の展示の作品を手に入れることは可能性として、ほぼありませんが、いつも目に留めない絵を見る時間が増えそうです。
直観で選ぶ。買うつもりで見てみる。買えるなら買う。
ということをオススメされています。
そして、実際に買うことで、アーティストの活動を支援することになるし、支援によってアーティストが活動を続ければ、それは未来の芸術にも寄与することになります。昔のアートもその時代、時代で、必ずしも支持されてきたものではありませんでした。同じように応援した人がいたはずです。
そこまで未来のことまで考えてアートを鑑賞したいわけではありませんが、好きなものを探す、自分の暮らしに取り込む想像をする、買えるなら買ってみる(5万-10万くらいの予算から)ということに、すごく興味が湧きました。
次、美術館に行く時には、自分ならどれを買うか、という視点で見てみます。それだけで豊かになる予感がしますね。
そういえば、以前、東京都現代美術館に見に行った横尾忠則さんの展示の絵、自分が買うつもりで、どの作品が好きか、見直してみようかな。
そうそう、ポストカードなんかは、きっと手元においておきたい絵を買うなー。しおり代わりにするか、大事にしまってましたが、過去に美術館で購入したポストカードなんか、部屋に飾るのはいいかもしれないですね。アートを生活に入れてみる想像は思いの他、楽しそうです。
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