「ほぼ日の學校」アドベントカレンダー24日目の授業紹介は、
江上英樹さんの『漫画に詳しくなかった漫画編集者【前編】 苦闘の日々編』『漫画に詳しくなかった漫画編集者【後編】 よろこびの日々編』です。
授業紹介・視聴動機
漫画が好きです。年末、漫画原作というものを書いてみたいと考えています。漫画のことをよく知る江上さんのお話を聞きたくなりました。
江上英樹さんの言葉
漫画編集をはじめた頃
音楽雑誌の担当から、スピリッツの編集に異動後、最初は、大先生のところで、先生に顔も合わせず、原稿を受け取るだけの日々
自分で動かないといけないとわかってから、インタビュー記事の情報、単行本のあとがきから作家の奥様の情報をたどる、直接利害関係のない出版社に直接聞くといったことをして、気になる作家さんに出会っていきます。つまらない仕事に甘んじて、環境のせいにするというサラリーマンには、参考になるお話ですよね。
漫画が描けなくなる作家さんの原因
『ストップ!! ひばりくん!』の江口寿史さんが、描けなくなる原因について。なるほど、これは文章でもある程度、言えることかもしれない。
漫画の裏側については、この本に載ってるらしい。
ぜったい読もう。
作家さんとの関係、作家さんと共有すること
『哭きの竜』の能條純一さんが描いた『月下の棋士』のお話。
編集さんが漫画家を通じて実現していることの一つですね。おもしろいと感じていることを作家に伝え、その作家を通して何かを見たい、という感じ。自分が作れなくても、何かを世に出すことはできるんですよね。
作家さんと共有していることについて。
作家さんの力
漫画家さんの大きな仕事は、話を作ることではなく、その世界観を作ること。そして、それをどう届けるか。どう伝えれば、その世界が読者に伝わるのか。
漫画家と仕事を続ける理由
どうやって作品を届けるか、どう事業を続けるか
まとめ
編集という仕事、雑誌という仕事、クリエイターのこと、クリエイターとの付き合い方、仕事のおもしろさ。たんたんとお話される中に、いろいろ詰まってましたね。特に、作品世界のことを読者に伝えることの重要性、漫画というコンテンツ自体を世界に広げることの重要さの話を聞けてよかった。やっぱりどんなに価値があることであっても、届かないと意味がないですよね。いつも、どんなときにも、「これを誰に届けるのか?」を意識したいと思いました。