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いい声になる方法はなかったけど、自分の声を好きになる方法はあった #ほぼ日の學校

「ほぼ日の學校」アドベントカレンダー14日目の授業紹介は、
山﨑広子さんの『あなたは、自分の声が好きですか?』です。

授業紹介・視聴動機

あなたは、自分の声が好きですか?
山﨑広子 (一般社団法人「声・脳・教育研究所」代表)

突然ですが、あなたは、自分の声が好きですか? ある調査によると、日本人の約8割は、自分の声を“嫌いだ”と思っているそうなのです。 声は、生まれてから死ぬまで付き合っていくもの。心にも体にも与える影響は大きいと山﨑さんはいいます。 この授業では、そんな声の不思議さと魅力について、教えていただきます。
公開日:2022.10.21

最近、ずっとほぼ日の學校の授業を視聴していて、「この人いい声だなー」と思う人がいます。シー・ユー・チェンさん、土井善晴さん。いいこと言ってるけど、この人らの声ならダメなこと言ってても、いい内容に聴こえるでしょう。ずるいよなーと思います。私も日本人の8割の人が考えるように、自分の声が嫌いです。声の秘密について、知りたいと思っていたところ、この授業見つけてしまいました。いろんな人がいますね「ほぼ日の學校」には。

山﨑広子さんの言葉

声は生来のものじゃない?

自分の声って生まれつきの声だから
変わらないって思ってるかもしれない
けれど そうじゃなくて
今出している声は 生まれたときから
環境 音の反響 住居の大きさ 形
周りの人の声の大きさに影響されて
今の声を作ってるわけです脳が無意識に

やっぱり環境によって作られる要素があるんですね。もっと早くにいい声でしゃべりたいと思っていたら、いい声になったんでしょうか。

政治家と声

ゼレンスキーさんは決して
体格的にはそんなに恵まれていなくて
声道もそんなに大きな方ではないです
だけど声をあえて低くしてるんですね
低くして ちょっとガラガラ声
だみ声の要素を入れている
無理に低くした部分があるので
だみ声が入ってしまった
ということがあるんですけども
それが とても説得力を持って
伝えられていることですね
あとしゃべるときに
本当にまばたきをしない

私よくニクソンさんとケネディさんの
1960年の大統領選のことを
出すんですけれども
あのときにニクソンさんはもう本当に
パチパチってまばたきが多いし
顔をよく動かす人で
それによって 声がものすごく
不安定になっちゃっていたんですね
対するケネディさんは
必要なところでまばたきをする
それ以外のところではしない
だからフレーズがはっきりとして
フレーズがちゃんとまとまりとして
相手に届くんですね
ゼレンスキーさんも とても巧みです
ここは強い意志を持ってという
ところでは 絶対にまばたきしない
声もぶれない
声に強さ 力がある
あれは巧みだなと思いますね

説得力を持たせるためには、低くしたほうがいいのはその通りなんだと思いますね。あとまばたきかぁ、俺、してるのかな、まばたき。

電話に出るときに声が高くなる理由

電話に出たりするとき高い声になる
それはまず何なのかっていうと
高い声が表すものは何かっていうこと
高い声っていうの何かっていうと
「高い声=声帯が短い」ということ
声帯が短いのは何かっていうと
背がちっちゃいとことなんです
つまり 声を出してる本人の個体が
ちっちゃいってことなんですね

だから それと同じで
短い声帯を持ってるから高い声が出る
それはちっちゃな個体である
高い声を出すのは
私はちっちゃいんです 弱いんです
ということを示している

つまり あなたに対して
敵意を持っていません
攻撃心も持っていません
だって私はちっちゃくて弱いんだもの
っていうことを表すのが
高い声なんですね

ドスの効いた声とは逆ですもんね。

自分の声を好きになるには

自分の声を好きになるには
まず自分の声を知ることが大事
一番は 自分の声を客観的に知ること
自分の声を嫌いという人のほとんどは
しゃべりながら話してる声でなく
録音した声を聞いて嫌いだと言ってる
録音した声は 空気伝導だけの音
自分がしゃべってるときに
自分が聞いている声とは随分違う
低い周波数が消えちゃっているので
薄っぺらく高い音に聞こえてしまう

まずは自分の声を聞くことに慣れる
録音した自分の声を客観的に聞く
嫌でも聞く

その中で 必ず自分で嫌じゃない声が
出てくるはずなんですよ
10分聞いて出てこなかったら
30分間 録音してみる

それも朗読とかだとダメなんですね
朗読なんかだと
どうしても声を作ってしまったり
一本調子になってしまったりするので

お友達と会話をしているとき
お仕事の場で何かやり合ってるとき
家族と談笑してるとき
そういうときのものを録って
そうすると その中に絶対に
「ええっ!それ本当?」っていう
一言かもしれないし
あるいは 「やだ〜」とかいって
笑ったときの声かもしれないし
そんな とても自分で「あ この声好きだな」と思える声が
見つかるはずなんです
そしたら その声をまず見つけて
何度も何度も聞いて欲しいんです
そこで「いいな」と思うのは
実は 脳の本能領域が「その声はいい声だよ」
「自分にとってすごくいいことをやってくれる声だよ」と
教えているってことなんです
だから その声を取り出して
何十回も何百回も練習する
その声を「この声 いい声だってさ」と
耳に教え込んであげるんですね
そうすると 脳の中で自己補正機能が働いて
だんだん だんだんやってるうちに
その声を優先的に出してくれるように
なってくるんです

自分の声をもっと聴いてみよう。好きになれそうな部分を見つけよう。

まとめ

自分の声をよくするための手っ取り早い方法はなかったけど、自分の声を信じる方法が聴くことができてよかったと思います。仕事でインタビューをする機会が多くて、自分の声を聴ける音源はたくさんあるので、ちょっと聴いてみようかな。いやだけど。でも仕事だと倍速(1.5-1.8倍)で聴いちゃうんだよなー、それじゃダメかな。嫌だけど等倍で意識して聞いてみよう。

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