今週、東京都現代美術館の「デイヴィッド・ホックニー展」に行く予定だ。
何度か見に行く予定があれば、ホックニーのことを知らないままに見に行って、初見でむりやりにでも言語化を試みた後、いろんな記事を読んで答え合わせして、さらに、掘り下げたいところ。
もうすぐ、11月5日には展示が終わってしまうのに、今のところ二回目の予定がない。どうせ行くなら少しでも、何かを持ち帰りたい。先に予習しておこうと思って、いくつかホックニーの記事を読んでみる。
ホックニーに関する記事
見るべきポイント
色が目立つホックニーだが、それを配置している構成、対象のバランスなどのことも知りたいと思っていた。目で見えるものをどう再現しようとしているか。それが目で見るものと同じように感じるか? またそう感じない時は何がそう思わせるのか。その理由を探してみようと思う。
見るべきポイント
光をどう表現するかということは、過去、いろんな人が挑戦してきたテーマの一つだろう。正直、有名な「Paper Pools」というシリーズのことも知らなかったので、プール、水、そこに書かれた「光」についてはしっかり見よう。
見るべきポイント
先に、構図について理解したいと書いたが、特に絵画の構図、構成について深い理解があるわけではない。でも、浮世絵を見る機会は過去もあったので、浮世絵的な構図と似ているかどうか、という視点があると、この先の深い理解に至る前のチェックポイントになるかもしれない。
見るべきポイント
版画の技法を使ったり、iPadを使って書いたり、制作の技法の理解までは難しいかもしれない。ホックニーが見ていることをどう表現しようとしているかの前に「どう見えているのか?」を考えるべきかもしれない。実は、私が「こう見ている」というのは、後から得た知識によるバイアスかもしれない。「絵の通りに見えていると感じる」と思えば、その表現方法を探り、「こうは見えてないんだけど…」という絵に出会えば、ホックニーにはこう見えているのか? 実は私にも、このように世界が見えてるんじゃないのか? と自分の視点を疑うことはしたい。
見るべきポイント
写真を見る時の参考にもなりそう。線遠近法ではないホックニーの絵は、チャレンジの過程で、実際にホックニーにそう見えているものばかりではないのかもしれない。いずれにせよ、こう見えている? ほんとに? 何を捨てて、何を拾った結果に、この表現にした? ということを見る時には考えたい。
ホックニーに関する動画
他にも動画があったので、時間があれば見てから行ってみよう。
なるほど! 消失点が移動してる、消失点をどこにどう配置するかを考えてるのか!
日本の浮世絵には、影、反射の表現がない。なるほど。
光を表現する時に、どう見せているかのヒントになるかも。
難聴で、音が聞こえにくいそう。雑音を廃して「見る」ことは、私もやってみよう。
見に行ったあと
今週、「デイヴィッド・ホックニー展」を見に行った後、感想noteを書きたいと思っています。人の目にはどう見えるか? それを表現しようというホックニーのチャレンジの過程を見てこようと思います。
「人にはこう見えている」というはずという思い込みがあるので、違和感がある絵については、違和感を感じるポイントを意識して見ようと思います。ホックニーにとってそう見えている可能性もあるので、誰もが感じそうなことなのかどうかも意識して見たいところ。その時に「光」の表現、構図というポイントも意識したいところです。
※追記(見に行った感想です)