デイヴィッド・ホックニー展
東京で見た2つ目の展示はデイヴィッド・ホックニー展。
東京都現代美術館で11月5日までの開催です。
テート美術館展の記事を見て、終了直前に行ってくださったマロ様
人が多くて大変でしたね😅。
今回はぜひお早めに!
こちらもオススメです。
今年で86歳のデイヴィッド・ホックニーさん。現代で最も革新的な画家の1人だそうです。
代表作や新作などの作品120点余りが見られます。
写真撮影がオッケーの作品を少し紹介しますね。
見に行かれる人はここで読むのをやめておいたほうが楽しみがありますよ。
それでもいいから見た〜いあなたや
行かれそうにない方のために・・・
ではデイヴィッド・ホックニーの世界をどうぞ。
キャンバス32枚に描いた油彩画です。
この写真では大きさが伝わらないですよね。
作品は春の風景を思い出しながら、アトリエ内で描いたそうです。
同じ部屋に縦が2メートル、タブレット端末iPadで描いた作品が12点あります。
こちらは実際の風景を見て描いたそうです。
同じ部屋の四方を囲んで展示されています。
森の中にいるようでゆったりと見れますよ。
鑑賞している人と写させてもらうと大きさが伝わりますね。
ほーら見たくなったでしょ。
もっと行きたくなりますよ。
お次は・・・
こちらはタブレット端末iPadで描いた90メートルの絵巻物のような作品です。
「ノルマンディーの12ヶ月」
新型コロナ禍を過ごした、フランスのノルマンディー地方の身近な自然の風景を描いてあります。
絵に沿ってぐるりと歩きながら鑑賞します。
季節の変化や時間の変化を感じます。
絵の中でお散歩しているようです。
どんどん進んでいくと次々と写真を撮りたくなります。
今度は景色を部分的に切り取りたくなります。
気に入った場所に近寄って撮ると、1枚の独立した絵のようになります。
自分だけのかわいい絵葉書が出来たみたいです。
お花がたくさんのカラフルな絵。
色彩が明るくて見ているだけで元気をもらえます。
絵の中の季節ごとの自然を感じながら、私達も豊かな自然のあるこの地球で生かされてるのは幸せなんだと思いました。
コロナ禍で自由に行き来ができなかった時、ホックニーさんは自然を見つめて過ごしておられたのですね。
素晴らしい作品をこうして私達に届けてくださいました。
これからの季節はこの景色に出会えますね。
秋を探してみませんか?
旅さきでも近所でも。
こちらの美術館のすぐそばにも、緑の木々に囲まれた場所がありました。
探せばどこにでも自然はありますね。
ホックニーさんは活動拠点によって作風も変わっています。ロサンゼルスにおられたときの作品は都市の生活を題材にしておられます。
油彩画、水彩画、アクリル画、フォトコラージュなど幅広い作品がありました。
iPadやファックスなど最新機器も使ったり、ビデオカメラで撮影した映像作品など自由に表現しておられます。
新たな事にチャレンジするのが素晴らしいですよね。86歳なのに感覚が若いな。
見ていて全く退屈しません。
小学生の団体も来ていました。
お子様とでも楽しめそうですよ。
その他、印象に残ったこと。
彼は若い頃に同性愛者ということをカミングアウトしておられます。
ありのままの自分を大切にしてこられたのでしょう。
チェックの可愛いスーツに黄色の眼鏡の自画像がオシャレでした。
ほぼ等身大で二人の友人を描いた肖像画「クラーク夫妻とパーシー」
の前に立つと、じっと見つめられているように感じますよ。
風景だけでなく身近な人達も描いておられます。
日本もお好きなようで、京都の龍安寺の石庭の絵も時間の変化もたたみ込んだような変わった表現の作品でした。
説明は難しいからパス😅。
コロナ禍の2020年の4月にオンラインで発表されたiPadで描いた黄色いラッパスイセンの絵(一番最初に展示されています)に添えられた言葉は
✤春が来ることを忘れないで✤
絵も心も優しいデイビッド・ホックニーさんでした。
東京都現代美術館、常設展も楽しんでね。デイビッド・ホックニーさんの作品もありますよ。
テート美術館展との違いは、デザインやイラストを学んでおられる人なのか?やたらとお洒落な若者たちに出会えました。
あなたもおしゃれして見に行ってね。
sakuさんは
それなりでしたが😅