「ほぼ日の學校」アドベントカレンダー8日目の授業紹介は、
小国士朗さんの『「興味がない」をデザインする』です。
授業の紹介と視聴動機
普段、私はマーケティングの仕事をしていますが、売りたいもの、知ってもらいたいものが、自分が興味あるもの、好きなものばかりではありません。興味がなくても、それをうまく売り出している話に興味がありました。
小国さんのお話
「注文をまちがえる料理店」
企画の奇抜さ、おもしろさだけじゃないですよね。届けることまで考えていると感じました。届いた数字を印象深く語られているということは、最初からそれを意識してると思ったんですが、、授業を最後まで聞いても、届ける話はほとんど出てきませんでした。ここもうちょっと聞きたかったなぁ…
紹介されていたどの企画も、最初の段階から、それが当たるかどうかはあまり考えてない風でした。テレビの世界である程度、どういう見せ方をすれば人が反応するかを知っている前提だからかもしれません。届けることの創意工夫は、YouTubeをはじめて、数字を伸ばした経験がある人から聞いたほうがいいかもしれない。
テレビディレクター時代の仕事
そして、興味があるテレビの仕事、テレビディレクターの仕事。どんなお仕事をされてたんでしょう。
作る工程や、作りながら、視聴者のことを考える下地があるんですね。
なかなかこんな経験は後追いできないですけど、普段の仕事から、コンテンツに触れる人の気持ちを想像しながら、日々、手を動かそうとは思います。
『プロフェッショナル仕事の流儀』10周年企画
企画を考える時の思考について、触れたこの話は一つ、思考のヒント、扱うテーマ、サービス、商材の強みを考えるヒントになりそうです。
他で真似できないポイントを探すって、簡単に言う人がいますが、そう簡単には見つからないんです。でも、パロディされる部分って、他で真似できないから、そこを強調する。モノマネタレントさんがモノマネする時に欠点や一つの特徴を強調するのも同じなんですね。パロディにできそうなポイントを探すのはいいかもしれません。
パロディ化するリスク
パロディを助長するアプリを作ることには当然リスクがあります。
どんな動画が作られるかわからない。
キーマンを説得するって、ほんとうに仕事の上で面倒なことだと思うんですが、ここが企画実現のために、一番大事なことだと思います。あるいは、説得してくれる人を巻き込む、上を説得してくれる人を説得する、おもしろがらせる。
チャレンジすること
引き続き、NHK時代の小国さんの考え方です。
そして、小国さんはちゃんと面倒くさくてもやる人なんですね。
企画のポイント
面倒くさいところに手を突っ込むところは容易にまねできないですが、じゃあ企画のキモをどこに置くかという話は参考にしたいところですね。
ノートの一ページ目、というのはいいですね。
一番最初の疑問、素直な感想、これはいいスタートになります。わかった風になって始めるのはよくないかもしれません。でもついやっちゃう。自分が馬鹿にされたくないので。企画のキモであり、スタートを「ノートの一ページ目」に置くのはいいですね。これ、どこに書きとめておくかな…。 仕事だとプロジェクトが始まったところのチャット欄にでも、コメントしておこう。noteなら、このnoteの最初にもあるように、動機やきっかけを書くことを忘れないことですね。
まとめ
興味がなくても、どこかあれ? これはなんでこうなってんの? とつい聞いてしまうポイント、前のめりになる部分を企画に置いてみることはしてみようと思います。どうしても、少し予習をして、聞いた話をまとめて、いい点、メリットを置いて、それをよく見せようという動かし方をしてしまいがちなので。最初に、あれ? と感じた違和感、興味をなくさないように、つぶしてしまわないように。