今年もやるのか? アドベントカレンダー! 到来する年末の葛藤
まだ暑い日もあるが、時々、寒さがやってくる10月後半。年末が近づいてきた。年末といえばアレだ。そう、毎年、12月にやってる企画、アドベントカレンダーだ。
もともとの「アドベントカレンダー」は、12月のカレンダーに一日一個、小さなおもちゃやお菓子が入ったプレゼント付きカレンダーのことを指すが、私が言う「アドベントカレンダー」は、プレゼント付きカレンダーから着想を得て、ブログなどの記事を12月1日からクリスマスまでリレーする企画のことを指している。
私が立ち上げたアドベントカレンダーは、2018年からは「カレーの学校」、2019年からは、それに加えて「ほぼ日の學校」の2本を毎年立てている。
どちらもほぼ日さん由来の企画だ。
「カレーの学校」は、最初にほぼ日さんが始めたものだが、10期を迎えた後、ほぼ日さんの運営を離れた。その後も引き続き、水野仁輔さんが続けていて、仲間も増え続けている。「カレーの学校」アドベントカレンダーは、年に一回のこの企画に対して、読むことも、書くことも楽しみにしている人も多い。立ち上げてしまえば、書き手もだいたい揃うので、今年も継続したい。
「ほぼ日の学校」は、もともとコロナ禍の前、リアルの場で、テーマに沿った著名な講師陣から直接、授業を受ける贅沢な授業に始まっている。その後、コロナ禍を経て、テーマに縛られず、オンラインで講座を受講できるアプリ「ほぼ日の學校」として再開された。
「ほぼ日の学校」アドベントカレンダーは、リアルに参加者同士が顔を合わせて、熱く授業について語り合ったことが忘れられずに始めたものだ。授業後に、授業のおもしろさを参加者同士で共有した感想戦の空気を文字にしたくて企画した。
実際に付き合いのできた方たちで2年間やってみた。いい記事が集まったと思う。その後、オンラインの「ほぼ日の學校」アプリになってからは、だんだんと参加者との関係も薄くなり、「ほぼ日の學校」自体は、扱う領域も広くなりすぎて、書く人も集まらなくなった。2021年には、「ほぼ日の學校」アドベントカレンダーの25日のうち、20日を私が書いた。
アドベントカレンダーは、いろんな人の記事が、違う文体、違う観点で、毎日続くことがおもしろいのであって、私の似たようなnoteが並ぶのはおもしろくない。それに、連続する投稿を続けるために、普段付き合いの少ない誰かに執筆の依頼や、期限までに書いてもらうように、催促をすることにも疲れてしまった。2022年、2023年の「ほぼ日の學校」アドベントカレンダーは、催促する痛みを減らして、自分で立ち上げた後、誰にもアナウンスしないままに、一人で25日を完走した。
「ほぼ日の學校」アプリで授業を視聴したことで、おもしろい人に出会え、知識も増えた。生活の中に、新たな取り組みも増えた(美術館通いなど)。
が、アドベントカレンダーのために書いた私のnoteは、講師の方の発言の引用も多く、自分の気づきもあまり掘り下げられず、いいものが書けなかった日も多い。
無理して続けるのか、止めてしまうか。
毎日、講座を視聴するだけで、1時間、2時間はかかる。書く時間も入れれば、3時間は必ず時間が取られる。9月以降、仕事が忙しく、毎日noteを書くだけでひぃひぃ言ってる今、完走できるだろうか。自分や、読む人のためになることが書けるだろうか。年末に向けた逡巡は続く。