「ほぼ日の學校」アドベントカレンダー三日目は、CMプランナーの高崎卓馬さん
授業の概要
出会ってよかったと思える言葉をつくりたい。
高崎卓馬 (クリエーティブ ディレクター/CMプランナー)
感想
参考になる話ばかりでした。
実は、お名前をまったく存じ上げなかったのですが、あの作品も、このCMも高崎さんでした。広告のこと、コンテンツの特徴をよくよくご存じです。仕事にしてるから当たり前でしょ、ということではありません。何かに取り組むときに自分のことを「変態」とおっしゃるくらいやってみて、分析されるから知っている。そして、想いもある。
できれば商品が売れるだけでなく、世の中がよくなるようにしたいという発言にも表れていました。「行くぜ、東北。」をの仕事をやることになった経緯を聴けてよかった。新青森駅の仕事をやられていて、それが震災でなくなった。広告の無力感を感じる中、ボランティアをしたりする中、がれきの山とがれきがなくなった更地を想像して、東北に生き続ける動機を作ることの重要性に気づく。今、広告主から広告会社に行われるオリエンテーションの機会を待ってていいのだろうか?
更地から、何かが生まれて、コミュニケーションが生まれ、産業が生まれ、出会いが生まれ、恋が生まれ…
その前には、ちゃんと東北に行く人が持続的にいないといけない。だから、そのつなぎになる言葉として、「行くぜ、東北。」が生まれたそう。
そして10年続くキャンペーンになったそうです。
よかったところ
コピーとは
普通の言葉とコピーの違い
「ほぼ日の水」を売るなら…
公共広告機構 のCM 『黒い絵』こちらの作品のことはよく覚えています。
最初、感動したものの、ちょっと作為的だと感じた気がします。それに実際にずっと黒塗りする子がいれば、それはきっと疾患があると認められるだろう。でも… それだけじゃないし、実際に相手の想像力を奪っていることはあるでしょ!
高崎は想像力が大事と言います。隣にいる人の気持ちを、具体的じゃなくても、ちゃんと想像しないといけない。自分とは違う世界を持っている人をリスペクトしよう。
そして、高崎さんの言葉の扱いはすごく丁寧で、広告をやる人がそう考えてくれているというのは、すごく安心できます。自分が、社会に公開する文章にそこまで真摯に向き合っているかというと怪しい。
同じ言葉を人はどうとらえるか?
言葉の重み
まだまだまだ、いい話はたくさんあるんです。
仕事で、イベントタイトルをつけたり、記事タイトルをつけたり、製品・サービスのキャッチコピーを考えることがあります。だから、高崎さんのこのお話には、絶対戻ってくると思います。
すごくいい話でした。日々、言葉を使う筋肉を鍛えていく気がおきました。ありがとうございます。