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【5】ゲーム事件翌日の出来事。お互い少しの成長を感じた話。

コチラの続きです。

一人もやもやしつつも、迎えた翌日の朝。

起きてきた娘はいつも通り。

その様子を見て、昨日のゲーム事件を振り返ります。

(もう、娘の中では過ぎたことなんだろうか…)

タイプは違えど大好きなお友だちに、「急に泣くからめんどい奴」認定からの「もう遊ばない!」とか宣言されたら、私だったら立ち直れない。

でもこれは『私だったら』の話。
チャイルドコーチングでは自分と相手は違う、という考えが基本です。


まずは観察

心配で不安な私を知ってか知らずか、いつもどおり(に見える)娘。

朝の時間が過ぎ、

テレビやゲームで各々の時間を過ごし、

昼ごはんが終わっても普段と同じように過ごしている娘。

何も話してこないし、このまま何も聞かない方がいいってことかな…と思ったその時、夫と次女が何やら買いにお出かけするという。

きた!!!!チャンス到来!!!!

テレビを見ていた娘を思い切って誘ってみました。手にボールを持って。

キャッチボール作戦…スタート!

「娘、あそぼー♪」

急な誘いにビビる娘、しかもボール遊び。

なんとか自然に会話したくて考え出した、
キャッチボールしながら会話のキャッチボールをしよう♪
というベタな作戦です。

(コーチング関係ないやん!という声が聞こえてきます…すみません。)

でも娘、何かを察したのか乗ってくれました。

あえてテレビを消し、
室内でボールを投げ転がしながら話しかけます。

最初は他愛もない話題、そして本題へ…

私「昨日の事なんだけどさ、話してもいい?」
(ボールを娘に転がす)

娘(ボールを受け取って)
「あぁ………………うん」
(ボールを転がして返す)

私(以下略)
「お友だち、びっくりしてたで」

娘「……うん。わかってる」

私「(娘は)嫌な気持ちになったんだよね」

娘「そう」

私「あの態度は正しかったんだろうか?」

娘「…違うと思う」

私「そっか、どうしたらよかったんだろね?」

娘「……その場で気持ちを伝えたら良かった」

精一杯、穏やかな話し方で、目を見て、ゆっくりゆっくり話をしました。

最初は「思い出したくない」って感じで言葉少なめの娘でしたが、少しづつ、「あのときは本当にイライラしたの」「また同じことは嫌だな」と話すように。

なんとなく、自分の気持ちに向き合い始めたように感じました。

どんな答えでも正解◎

結局、1時間ほどボール転がしは続きました。

以前の私なら「こうするといいんだよ!」という自分目線の正解をぐいぐい押しつけていたと思います。

でもそれは間違っていると学んだので封印。

だって私と娘は違うから。

最終的に「どうするか」は娘次第、そしてその答えは娘にとっての『正解』です。

私ができることは、その「やりたいこと」に向かうための道筋を一緒に見つけて、背中をそっと押すこと。

娘「嫌だったよ、ということは伝えたい」

ポロッと答えが出ました。

私「うん、そうだね!」

正直私の考えとは違ったけれど、その答えで正解◎って本気で思いました。

この日見られた、ちょっとだけスッキリした娘の顔は忘れられません。

チャイルドコーチングを通じて、少なからず私自信の何かは変わったぞ!と感じた出来事でした。

後日談が少しありますが、それはまた次回。
最後まで読んで頂きありがとうございました*

まるめ O-O




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