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母と私の関係。
今回は、母と私の関係はどうだったかを書いてみます。
母とは、それなりに仲の良い親子ではあったと思う。
小さい頃も、父よりは母が好きだったし、絵本や童話などもよく読んでくれていた記憶がある。
私は病気がちで、看病や通院なども大変だっただろうけど、甲斐甲斐しくお世話してくれた。
小学生の時は、お買い物に行って、一緒に服を選んだりするのも楽しかった。
なんてことない平和な親子だとも思う。
母に愛されてなかったとはおもわない。
なんだけど、
嫌なこともやっぱりあった。
母は怒るととても怖かった。
母親が怒って怖いなんて当たり前と言われればそれまでだけど、なんというか、
怒りの感情の昂ぶりがすごくて、
怒られてることが怖いというより、
母の怒りの昂ぶりが怖いような。
声色もかわって、激しく怒る。
ヒステリックで、全身全霊で怒る🔥みたいな。
といっても、手を挙げられたり、叩かれたりとかまではない。
私が宿題以外の勉強をしなかったり、点数の良くなかったテストをみつけた時に、特に、そんな怒り方をされた。
なので、怒らせないようによく顔色を伺って過ごしていた。
顔色を伺っての生活。
子供ながらに、なんだか日常で演技してるみたい、と思っていた。
でも、常に常に、親の顔色を伺う重い緊張感を持ち続けていたかというとそうでもないと思う。
虐待されていた人の話などを聞くと、私の緊張感なんてそこまで大したことないと思うことがある。
いや、大なり小なり、心が傷ついてることには変わりはないんだけど。
で、もう一つ嫌だったこと。
夫婦喧嘩を聞かされること。
私は小5まで、父母と同室で寝ていた。
喧嘩は、夜中に始まる。
多分、母が怒りで眠れないからだろう。
ほぼ、けし掛けるのは母の方から。
内容は、母の父への不満や嫉妬が多かったと思う。
父が浮気していた事実はないと思う。
(真実はわからないけれど、表立ってそんなことはなかった)
父も怒って言い返して、多少、叩いたりもあったと思う。
その時、私は黙って寝たふり。
聞くの嫌だけど、聞こえるから聞くしかない状況。
小学生で、親の異性の話とか、まぁまぁの衝撃。
正直できれば聞きたくない。
まぁまぁの衝撃、けっこう来がちだけど、
衝撃は待ってくれないから、衝撃なわけだけども、
それは突然やってきて、受け入れさせる。
いやだと思っても、
拒否する暇もなく知恵もなく、受け取らされる。
こうやって、気づかないうちに傷になってくのかもな。
で、後から思えば、この母の感情の激しさが気になる。
母か晩年、言っていたが、
兄が赤ちゃんの時、お昼寝で寝かせていた時に
ちょうど近所の小学生が騒がしく帰ってきたのに激昂して「静かにして!!」と言いに行ったらしい。
でも、なんでそこまで怒ったのか?自分でも不思議だったというようなことを言っていた。
何か、母自身もわからないような、自分ではどうすることもできないような激しい感情が、この頃からもうあったのかもしれない。
母の病魔は、私が生まれる前からいたようだ。