おとおとの ”女心と”の話
"女心と秋の空"
【女性の男に対する愛情は、秋の空模様のように変わりやすいということ。】
なんとも今の季節によく合う悲しいことわざ。
今回はおとおとが昔働いていた職場で体験した
きっと、いやでも、、いやいやでもきっと、
それは確かに芽生えていた小さな恋、その後突然の終焉のおはなしでもしましょうか。
それは、おとおとが24歳くらいだったのでもう10年以上前のお話。当時の職場のお客さんでやたら僕のことを気に入ってくれた女性がいた。
店の前を自転車で通るときは必ずこちらに手を振り、いつからか毎日せっせとお弁当をこしらえて「コンビニ弁当だけじゃ栄養が偏るから」と渡しに来る。
その女性は御年80歳のおばあちゃんでした。
「私があと30年若ければあなたと結婚したわ」
などという”もう告白じゃんそれ!”というような大胆発言まで頂いていた。(30若くても僕より26上の奥さんになっちゃうけど・・・)
しかし受付のお姉さんに話を聞くと最愛のご主人を一年前に亡くしたそうで、ご存命のときはお二人で仲良くご来店していたそうだが、この一年はたまに来店しては待合室でおひとりでポロポロ泣いていたとのことでした。
「主人が亡くなってからこんなに笑ったのは初めてよ。」
などと言ってもらい、僕はその言葉に仕事のやりがいすら感じていた。
しかし
"女心と秋の空"
それはいつものように担当させて頂いている最中の世間話で女性が息子さんの家族と夕食を囲んだ時の話に
女性「夕食の鍋で私、各々家族用に菜箸準備したけど孫の一人が直箸入れちゃったのよー。」
おとおと「え?そうなんですか?僕なんか直箸でとってお肉が生だったら鍋に戻しちゃいますよ。あはあは」
女性「」
彼女はそこから二度と姿を見せなくなってしまいました。
以上。。
女心と秋の空の話でした(笑)