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"ふつう" と むきあう

先日会社でLT(ライトニングトーク)をしました。その際に題材を何にしようと思って捻りだしたものです。
誰に響くかなんて分かりません。もしかしたら響かないかもしれません。
でも、一人にでも響けばいいなという思いからLT資料を作成しました。
ので共有です。

01."普通"という言葉への嫌悪感

私自身、もともと"普通"という言葉が嫌いでした。
「あなたにとって普通でも、私にとっては普通じゃないから」
と良く言っていたものです。それくらいには、価値観の違いというのを痛感したことがありました。
それをかなりの頻度言っていたので、自分でも"普通"という言葉は言わないでおこう、と意識していました。
が、逆に意識しすぎて、"普通"と思うことは"悪"だと思ってしまい、自分で自分を責めるような、そんな状態に陥ってしまいました。

02."普通"への向き合い方の変化

そんな状態の過去の自分に宛てたメッセージが今回のLT資料になります。
一時期、ストレングスファインダーや最高の自己分析など、多くの書籍を漁っては、自分探しばかりしていた私にとっては目から鱗でした。
今まで、嫌っていた、"悪"だと思っていた"普通"という言葉が、もしかしたら自分の"才能"に繋がっているかもしれないって。
確かに考えてみたら、"才能”とは生まれ持った能力なので、無意識にやっている当の本人にとっては当たり前の事なんですよね。

03."普通"を"財産"に

「常識とは 18 歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない。」
かの有名なアインシュタインの名言です。
家に入るときは玄関で靴を脱ぐということは、暮らしてきた環境によっては当たり前なことで、環境によっては変わったことです。
自分にとっての常識とは、生きてきた中での偏った見解ではありますが、偏っていると理解し、受け入れることで、いままで積み上げてきた財産へと変わると思っています。

結局のところ、受け取り方によるってことなのですが。
異なるんだと受け入れることで、自分を責めることがなくなりますし、新しい発見がありますし、新しい物の捉え方を得ることができます。

04."普通"や"常識"をプラスに捉える

少し前まで。"普通"と思うことは"悪"だと思っていましたが、今はそうではなく、"普通"という言葉だけで片づけてしまうことこそが"悪"なんだと。そう思います。
ただ、毎回言い換えをしろとは思いません。むしろすべきではないと私は思っています。自分の中の普通は、自分の知識だけだと深堀に限度がありますし、過去の習慣のここがいけなかったんだ。と責める方向に進んでしまう可能性もあります。

なので、『自分の中では"普通"だと思っている。』と声に出すこと。相手に伝えることで、複数人で自分の"普通"と向き合うこと。抱え込まずに吐き出すこと。それこそが大事だと思っています。

05.最後に

先ほどお伝えしたアインシュタインの名言は、その通り!って思いましたが、"偏見"って表現は嫌な印象しかないな、と思うので、私としてはこの名言を以下に置き換えています。
「常識とは18歳までに積み重ねた心の癖である」

癖なんて誰にでもありますよね?だからこそ、無理して直す必要はないと思っていて。
ただ向き合う。自分の心の癖だということを知らずに相手に押し付けるのではなく、一度立ち止まって、自分の癖と向き合うことで、新しいものの見方ができますし、その中に自分の才能も隠れているかもしれません。


99.余談~自分の場合~


私の場合、携帯を初めて買った時についてきた分厚い説明書。
あれを見るのは苦じゃありませんでした。今でこそ感覚で操作できますが、初めて触るものだったってのもあり、マニュアルを読むのは普通だろうと思っていましたし、そこから感覚では見つけることができなかった便利な機能をみつけるのはとても楽しかった思い出があります。

それが、今も活かされていて、今メインで触らせていただいているBizRobo!のマニュアルについて、読むのはそこまで苦ではなかったですし、触り始めた当初は英語のマニュアルしかありませんでしたが、翻訳しながら読んで気づけなかった機能を発見する。といったことを当たり前のようにやっていました。
これに関しては才能のひとつなのかなと今では思います。マニュアルを見るというよりは、わからないことがあれば調べることが、苦も無くできる。何を調べればいいかわからない状態でも、初心者用の資料を探してやってみるということもしているので、自分のレベルにあった調べ方をするのが得意な方なのかなと思っています。

ただ、これは全部が全部、そうではなくて。
新卒で入社した会社で、ヘルプデスク業務をしていたので、そこの経験も含めて昇華できたものなのだとも思います。

この癖が、いい方向にも悪い方向にも働くことがあると思っています。
ただ、いい方向に働く頻度が増えればいいなと思いますし、悪い方向に働くことがあっても、向き合っていければなと思っています。

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えの
ITスキルほぼ0でRPAエンジニアになった人。今はBizRobo!を中心に、広く浅くときどき深く勉強しています。