私の汚点
今もなお、張り裂けそうな寂しさを
誰かに受け入れられたくて歩いた
だけど、優しさは眩しくて
目を瞑った
見えれば、私は痛くなる
きっと、苦く暗い記憶も思い出す
それらは、誰かに感じさせなくていいから
世界中に溢れた
私のパズルに合わないピース
私は醜いから愛さないで
生まれた瞬間から壊れてしまった
産まれたことを憎むしかなかった
それをひた隠しにすることに必死だった
だから、私は壊れそうなものを見ると
抱きしめて泣き崩れたいの
そんな場所をずっと探していた
何も与えられたくなかった
醜さは変えられないから
陽光に照らされたくない
薄闇に浮かぶ月に笑って欲しい
欠けていく様に
癒されればいいの
きっと歩けるはずだから
私の人生で汚いものも
美しいものも
厳しいものも
優しいものも
何一つ縋るのを諦めたくはなかったと思う
記憶の残骸が脳に刻まれたから
私は、変わらない。
それでも愛してくれる人がいるなら
きっと死んでも離さない
私の奥迄、満たして海が出来たら
一緒にずっと泳ごう
海水が満ち続けてれば
遠くでも一緒よ。