13.便利なこと?

こんばんは。今日も理学療法士として回復期リハビリテーション病棟で働いていて感じる部分を綴ります。脳卒中の方を多く見ているのでその疾患についての中心に綴ります。

脳卒中とは

脳卒中とは、脳内の出血や血液循環障害を原因とし、主に半身不随に陥る典型的な症状である疾患の総称である。脳血管障害の同義語として使われることが多い。日本では1951年から約30年間、日本人の死亡原因の一位を占めていた。Wikipediaより。

手足に麻痺がでる片麻痺や、認知力・記憶力が低下する高次脳機能障害、言葉が出にくいor理解しにくい失語症など様々ありますが、また詳しく知りたい人は連絡ください。

便利なこと?

近年、ICカードや電子マネーでの買い物などで、かなり便利になってきましたね。チャージしておけば毎回財布開かなくて済むし、ポイントも貯まるし。我々にとってはかなり便利です。片麻痺の人(片手が動かないとします)にも財布を開かなくてよい、杖を持っているとそもそも手が使えないなど考えるとかなり便利です。本当にそうでしょうか?

高次脳機能障害があると…

記憶が悪い方は財布の管理も難しいこともありますが、いくらチャージ残高があるか分からないことがあるかもしれません。そういう面では出納帳などで管理することも大切。パスワードなども思出せないですね。

現在関わっている方も、言葉が出ずに、家族が銀行の暗証番号など聞き出そうとしても答えられない方がいます。全て指紋認証になっていくと便利なんですかね?

電車なんかも指紋などの生態認証で乗れる時代が来るのか?

ICカードなどの良い部分と課題もあります。一方昔ながらの現金での支払いについても、お釣りをもらい忘れたり、自販機でも間違えて1万円を入れてしまうなどもあり苦労する方もいます。

その方にあった、生活支援を病院スタッフ、地域のスタッフがサポートできるかですね。

次回は、病院のスタッフは脳卒中者の夜の屋外歩行をどう考える?にしようと思います。


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