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【積読日記2】かたちは思考する/表現のエチカ/それを、真の名で呼ぶならば/自家中毒

思いもよらぬ理由で引っ越すことになってしまったのだけれど、引っ越してよかったと思うことの一つに、最寄りの本屋さんが23時まで営業している、ということがある。2フロア、750坪のうち550坪あまりが本のスペースで、あとは文具とカフェ。そこそこ大きいけれど、子供が遊べるスペースもあったり、でも品揃えや面出ししているに「おっ」と思わせるものもあり、今のところ非常に好感を持っている。
残業を頑張った日、ちょっとイベントとかに行った日、しんどいことがあった日。いろんな毎日があるけれど、その中で23時まで開いている=22時半ぐらいに駅についてもまだ寄れるということで、時世的にも営業的にも人手的にもなかなか大変だとは思うけれど、この時間まで開いてる本屋さんがある街に住めるのは素敵だ。
なので、なるべくこの時間にこの店で本を買おうと考えている。一人で買える額なんてたかが知れているけれど、この時間にも買う人がいるんだ、というアピールをしたい。いつの日か営業時間について見直すことがあったときに、でもこの時間にもこういう売り上げが…!と説得できる材料でありたい。

ということで、ずっと前から気になっていた「かたちは思考する」を購入。一緒に昨日発売の新刊「表現のエチカ」を見かけ、パラパラ読んで、購入を決める。先週の金曜日にゲンロンカフェで開催された【「悪の愚かさ」と芸術──アートにいまなにができるのか】の話もあって、気になっているテーマでもある。表現そのものが持つ暴力性であるとか、もちろんあいトレの話もあって、全貌を知らないし、あの放送も見てこれはマズいんじゃね?とも思えなかったので、何も言う立場にないが、東さんの「あいちトリエンナーレについて語りづらい空気を作ってしまった」という指摘に関しては、深く肯首してしまった。

Webで出ていたときから楽しみにしていた本。今日から書店に並ぶはず…とのことだったので、お昼休みに神保町ブックセンターで購入。思えば「さよなら未来」もそんな感じで買った。真っ赤な装丁も素敵で、そのまま読んでもかっこよさそうだが、カバンの中に入れているうちにボロボロになってしまいそうなので、ブックカバーをつけて。

京都文フリでの販売だったので、手に入るかしら……と思っていたのだけれど、ありがたくも早々に手に入れることができました。PR誌…といえば、一応値段も付きながら、本屋さんではだいたい無償で配られていることが多いけれど(マジックペンで価格に線が入ってたりする)、あるとき買った本と一緒に袋に入れてくれ、とレジで渡すとしっかりお会計に含まれていたことを覚えている。もはやどこの本屋さんだったかなんてことは忘れてしまったし、100円ぐらい、と思うし、何より無料でいいのか!?と思うぐらいのボリュームだったりもするので、別にいいのだけれど、いまだに覚えているのはどこか腑に落ちないものがあるのかもしれない。でもPR誌って本当になんだろうか。最近のイメージは意外と本にするための連載の場?という印象も持っているのだけれど、どうやらこれはそんな感じでもないらしい(なにせ増刊号だし)。まずは左右対談から読むつもりだ。

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