40歳にして出会った運命のイヤリング
メイクだけでは何かが足りない40歳の顔
メイクが好き。
デパコスを買い揃えるほどの予算は割いていないが、ドラッグストアでみかけるコスメでよさそうなものを買ったり、YouTubeやインスタグラムでメイクの研究するのはもはや趣味といってもいい。
だが、なんだろう。
40歳になる少し前あたりから、メイクをした後の印象が変わってきた。
ビフォーアフターに盛り上がりがないのだ。
最新のコスメを使って今時のメイクを施しても色を乗せても何かが足りない。
メイクしている状態が0で、してない時がマイナスというような。
メイクだけでは映えなくなっている。
仕方ない、これが老いってやつなのか。
なすすべもないまま日々、メイクを施し続けるのだった。
アズカフェのプレゼント企画が人生を変えた
ゆるやかに自分を諦め始めていた私に、転機がおとずれた。
10月上旬、近所にある喫茶店・AZCAFE(アズカフェ)で飲食した時のことだ。
入店早々、アズカフェのホールを担当している鈴木さんから声をかけられた。
「ノブコさんいいところに!今日お食事した人にはプレゼントがあるんですよ」
アズカフェは、店内にハンドメイド雑貨スペースと喫茶店が融合しているお店。
鈴木さんのいうプレゼントとは、ハンドメイド作家さんが作ったアクセサリーや雑貨を1つもらえるという企画だった。
正直、申し訳ないがハンドメイドグッズにはそんなに興味はなかった。
とはいえ、プレゼントならば一応見るだけ見てみよう。
見せてもらった数種類のアイテムの中、目に飛び込んできたのは、ピンク色のレースや変わった糸?で作られた、これまで見たことのない大ぶりなイヤリングだった。
「そのイヤリングかわいいですよね!momijiさんという作家さんが作ったアクセサリーなんですよ」
鈴木さんはいつも明るい。
ところで私は耳自体が非常に小さく、耳たぶがほとんどない。
ピアス穴は開けてないのでイヤリング一択だが、すぐに痛くなる。
そして耳が小さいから付けていたとしても正面から見えない。
イヤリングに対しては非常に消極的だった。
ただ、初見で目に飛び込んできたこともあってなんとなく気になる。
なにより今回はプレゼント企画、タダでもらえるのだ。
せっかくだしもらっておいて損はない。
私はmomijiさんが作ったイヤリングを選んだ。
帰宅して、リュックサックからもらったイヤリングを取り出し封を開ける。
引き出しにしまう前に、鏡の前に移動してイヤリングをつけてみた。
これまで自分が持っていたイヤリングとはサイズが3倍くらい違うので存在感がすごい。なんか顔周りの印象が変わった気がする。
ほんの数センチ程度の色味を顔の左右に配置しただけなのに、イヤリングがあるだけで途端におしゃれな人になった気がした。
2023年買ってよかったもの「アフリカ布のイヤリング」
それから半月後。
私はアズカフェに行った。
今度はアクセサリーが目的で。
momijiさんのイヤリングをつけた日とつけなかった日、明らかにつけた日の方が気分がアガるのだ。
たくさんのハンドメイドグッズの中から、momijiさんのアクセサリーを探す。
見つけたのはオレンジ色のアフリカ布のイヤリング。
布のイヤリングとはこれまた珍しい。
耳に当ててみる。
答えは決まっている。
迷うことなく購入した。
アフリカ布のイヤリングはオレンジと濃い赤紫の華やかな配色。
自分で言うのもなんだけどものすごく似合う。
つけていくと必ず「そのイヤリング素敵ですね」と声をかけられるから、そもそもイヤリング自体が素敵なのだろう。
実際、友人も「素敵ですね」といい、私と同じデザインのピアスを買った。
とても素敵だった。
アフリカ布のイヤリングを手に入れた日から、口紅をつけるとか眉毛を描くとかと同列に、イヤリングをつけるようになった。
相変わらず耳が痛かったが、シリコン製のキャップがあれば解決すると知り、貴和製作所で買ってきて持っているイヤリング片っ端からくっつけた。
痛みがなくなるし、滑り止めにもなって一石二鳥だ。
今は出かけるたびにアクセサリーショップに立ち寄っている。
これまではメイクだけで明るい雰囲気を出そうとしてしっかりアイシャドウを付けて色を盛っていたが、今はイヤリングがあるから色はほどほどでいいんだと思っている。
顔タイプ診断とか骨格診断とか(あとがきにかえて)
イヤリングは以前から何個か所持していた。
持っているアイテムを見返すと、小ぶりなコットンパールがゆれる華奢なデザインや、耳元に張り付くような小さいピアス風だったり、とにかく細かいものが多い。
自己診断だが、私は骨格診断ナチュラルで顔タイプはアクティブキュートあたりだと考えている。
手持ちのイヤリング達は私とはタイプの違う人向けで、今回のイヤリングはナチュラル・アクティブキュートどっちの属性にも当てはまるアイテムだった。
最近買い揃えているイヤリングは総じて派手で主張がすごい。
しかし顔周りに当てるとしっくりくる。違和感ゼロ。
そうか、これだったのか・・・
ということで、2023年で一番買ってよかったものは「イヤリング」です。
(でも一番最初の出会いは「もらった」なんですけどね)
📙ノグチノブコの本📙
⭐️なんかおいしくないので料理をおいしくするコツ知りたいです!(インプレス刊)
料理監修:小田真規子先生
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