note創作大賞を意識すぎて逆に何も書けなくなってしまった
note創作大賞に出したい!
2024年4月、note創作大賞が発表された。
「これは絶対に応募しなければ」
すぐ思った。
そのために今すぐ書こう、
早ければ早いほど量産できるはずだ。
必要事項をチェックし、リサーチを始めて、段取りは整えた。
あとはネタ。
まだ4月。
時間はある。
かきたいことくらい、きっとそのうち思いつくだろう。
かきたいことがひとつもない
4月、5月、6月と、
頭の片隅で何を書こうかいつも考えていた。
ただ、
「何をかこうか」の先が見えない。
毎日なにかしらやっているし、
時には非日常的な経験もした。
これまでの人生を含めれば40年分の蓄積はある。
しかしかきたいことは一欠片も浮かばない。
正確には、今noteに書くこと・描くことにふさわしい出来事がない。
どれもこれも何か地味だったり、
興味がなかったり、
うまくまとめられなかったり。
なんでなにも思いつかなくなったのだろう
7月。
〆切まであと3週間。
さすがに日にちがない。
もう何でもいいからやるしかない。
キーボードに向かっても、
紙とペンを持っても、
何も出てこない。
うだうだ独り言を言い始めた。
「なんで急に
何も思いつかなくなったんだろう。」
前はかきたいこともあったのに。
自分に投げかけた言葉を考えてみた。
「賞をとらなければならない」
かけないことの奥底には、
note創作大賞について、
すごくハードルを高く考えるようになっていたことだった。
根底には
「書けるには結果(賞をとって書籍化)を出さなければいけない」
という思い込みを抱えている自分がいるからだ。
大賞をとることは世の中のたくさんの人から認められること。
認められるために勝たなきゃいけない、
勝てなければやっても意味がない。
賞をとるためにアイデアを考える。
賞をとるために文章を書く、マンガを描く。
そういうことができる人もいると思うけど、私はそんなに器用じゃなかった。
うだつのあがらない今をかくことにした
かくことがない理由をひとしきり並べたけど、もしかしてこれはかけそうなことじゃないか?
今感じているこの感覚をかくことにした。
まずは断片的に文章にして、
肉付けして、
せっかくなのでマンガを描いてみた。
かくって楽しい、いや、なかなかに苦しい。
文章が読みにくいのは嫌だし、
表現にもこだわりたい。
ずっと行ったり来たりして、描いたり消したり、書いたり消したり。
何度もプレビューでチェックする。
これでいいかな、いけるな、と思うところまでひたすら試行錯誤する。
そうだ、忘れてたのはこの感覚だ。
そんなに難しいことはなかった。