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国府台見聞録 2020.11.15

Y氏と近場の市川市内にある、里見公園へ。
ここはかつて国府台城があったところ。
僕は何度か来たことがあるが、Y氏はないとのことで案内した。

まずは京成線の国府台駅からスタート。

江戸川がすぐ近くなので寄る。

京成線の鉄橋

そのまま北上すれば里見公園。

里見公園は下総台地の西端、江戸川に面した台地上にあり、このあたりは国府台と呼ばれ、ここに下総国府が置かれ、下総国の政治や文化の中心でした。
 その後、室町時代天文7(1538)年10月、足利義明は里見義堯等を率いて国府台に陣をとり北条氏綱軍と戦いました。しかし北条軍が勝利をおさめ義明は戦死し、房総軍は敗退しました。続いて永禄7(1564)年正月、里見義堯の子義弘は再度国府台城で北条軍と対戦しましたが、この合戦も北条軍の大勝で終わり、以降この土地は北条氏の支配するところとなりました。
 江戸時代に徳川家康が関東を治めると国府台城は江戸俯瞰の地であることから廃城となりました。明治から終戦まで国府台は兵舎の立ち並ぶ軍隊の街として栄えました。
 昭和33年、市川市はこの由緒ある古戦場を記念するために、一般の人々の憩いの場として里見公園を開設しました。

市川市のHPより

公園内にはバラ園があり、ちょうどバラが見頃を迎えていた。
しかしおっさん二人が見て回るにはきっついシチュエーションだ。

バラって色んな名前があるのね

公園は高台にあるから見晴らしよし!

城跡の痕跡がいくつかあるのでぐるっと見て回る。

市川市で標高が一番高い場所でもある
一応BBQもデイキャンプできる
のどかで良いところですよ

お次は国府台スポーツセンターへ。
下総国の総社(六所神社)があったっていう碑がある。

無観客が続きサッカー観戦できなくてツライ…

木内ギャラリーは1914年築の建物を復元・再築したらしい。
かわいい洋館で知らずにここにたどり着いたら童話の世界に紛れ込んでしまったと錯覚すること間違いなし。
ここは個展などをひらく場所なんだけど、ここで狛犬展を見るのはまた先の話…

木内ギャラリー
謎の洋館

木内ギャラリーのすぐそばにも謎の洋館。
グーグルマップに広池千太郎記念館と出ているが閉鎖されているのか入れる様子がない。
ネットで調べてもあまり情報がない…

更に無人の団地(最近取り壊しが始まったとか)もあり、この辺結構ディープスポット。

出っ張り部分は風呂場じゃないかな

真間山弘法寺を裏側から入る。

古墳があったけど、進入禁止の看板
参道の先は市川駅
前にここから江戸川の花火を見たらツインタワーが邪魔だった…
石段の一つが常に濡れている泣き石がある

弘法寺へ参ったら、手児奈霊堂も行かなくては。

今から1300年ほど前、真間の井(亀井院)に水を汲みに行く一人の女性がいた。名前は手児奈。身なりはそまつだったが、とても美しいと評された。多くの男性から結婚を求められたが、「私の心はいくつでも分けることはできます。でも、私の体は一つしかありません。もし、私が誰かのお嫁さんになれば、ほかの人を不幸にしてしまいます。」となやみ、海に行く(当時は真間山の下は海だった)。そのころ、日没になろうとしていた。「そうだ、あの太陽のように。」と思って海に身投げしてしまった。これを悲しんだ人たちは、手児奈霊神堂を建てて祀った。

wikiより

僕が小学生の頃に授業でも習った話。
万葉集でも歌われているそう。

永井荷風も散歩した真間川

ここらへんは他にも市川・船橋戦争の地だったり永井荷風をはじめとする文学の地だったりと下総の国府は伊達じゃない。

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