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新京成線沿線膝栗毛 初編:松戸~八柱の巻 2025.1.4

新年一発目は膝栗毛の新シリーズ、新京成線沿線膝栗毛
今年4月に京成電鉄「松戸線」に改称される新京成線の松戸駅から京成津田沼駅まで24駅、線路距離26.5kmを歩いてみよう。

まずは一昨年のスリバチの達人さんぽで行きそこねた岩山稲荷へ初詣。
小高く築かれた境内から新京成線と常磐線の線路が見下ろせた。

岩山稲荷
うまいこと電車は来ず

長く緩やかな坂を登る。胡録台という場所は旧陸軍鉄道連隊の演習場跡地があったそうで旧陸軍境界標柱が点在している(ひとつ見つけたが民家の前だったので写真自粛)。
神明神社でお参り。

神明神社
スリバチ坂

アップダウンを繰り返し、上本郷駅をチェック。
新京成線は駅の看板がピンク色なのだが、松戸線になるとこれも一新されるのかな?4月以降どう変わるのかも楽しみだ。

上本郷駅

春日神社はかなり広い境内。松戸市観光協会のHPによると↓

この神社は明治維新により改称するまでは「妙見社」と呼ばれていました。室町時代、曾谷城(市川市曽屋)が落城し、老臣芹澤忠右衛門(花島氏)は曾谷妙見を背負ってこの地に逃れて来ます。この御神体を曾谷に向けて祀ったのが当時の「妙見社」の発祥とされています。

松戸市観光協会のHP

この曽谷城は自宅近くにあり、ここで点と点がつながるのも個人的に嬉しい。

ちなみにここが曽谷城跡

散歩日は1月4日。みんな初詣を済ませているのか、この日はどこの寺社仏閣行っても参拝者はほとんどいなかった。

春日神社

台地の下に湧いているカンスケ井戸の先に井戸坂とよばれる急な上り階段…

カンスケ井戸
井戸坂

坂の上の本福寺へ。
吉田松陰が脱藩逃亡の際に松戸宿を逃れ当寺に泊まったらしい
境内には切られ地蔵なるものがある。
また市の観光協会から引用↓
隣におみくじルーレットがあり、回してみたら大吉だった。

むかし覚蔵院で盆踊りがあった時、見知らぬ男が見事に踊っていた。娘たちは見とれてしまい村の男たちは面白くなかった。酒が入っていたこともあり村一番のけんか早い男が刀でその男を斬り付けたところ、不思議なことに火花が散った。そして、大男は悲鳴をあげて暗闇の中に消えてしまった。翌朝、村人が後片付けに訪れると、境内の石地蔵の胸に生々しい刀傷が残っていた。「昨夜の大男はお地蔵様だったのか」「これは大変なことをした」と、みな震え上がり、地にひれ伏して謝った。

松戸市観光協会のHP
本福寺
吉田松陰の碑
切られ地蔵

常磐線の北松戸駅近くにある明治神社という珍しい名前の神社が気になったのでここまで足を伸ばして参拝。
明治時代に名前を変えたようで、明治神宮とは関係ないようだ。
ここらは上本郷遺跡で土器が発掘されたらしい。高台にあるからね。

この地域は井戸坂寮の坂御冥坂と千葉では珍しく坂に名前がちゃんとついている。水戸街道も近いし昔は栄えていたのかしら。

りっぱな社殿
りっぱな庚申塔

風早神社は長い参道が示す通り、風早庄内119ヶ村の総鎮守として崇敬されてきた神社。

風早神社

多少道を間違えながらも松戸新田駅を通過。新京成線は駅間短め。

松戸新田駅

線路沿いを歩いていると稲荷神社があった。

稲荷神社

さらに数分でみのり台駅

みのり台駅

鮮魚(なま)街道は江戸時代、銚子から日本橋まで魚を運ぶ際の陸路。
そういった経緯があると車バンバン通る嫌な道でもテンション上がる。
街道沿いに庚申塔がポツリとあった。

タバコ捨てるな

ゴールの八柱駅まできたが一旦通り過ぎて日暮白髭神社で本日最後の参拝。
今日はお守りを買う予定だったが、どこもお守りを売る社務所がなかったのでこれは次回以降に持ち越し。

日暮白髭神社
本日のベスト狛犬
庚申塔もいっぱい見れた

八柱駅まで戻ってきてゴール。
移動距離9.7kmだったのでキリよく10kmまで歩けばよかったかな。

八柱駅

<本日の行程:9.7km>


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