【キャラクターデザインの方法#2】一つのアイディアからキャラデザインを考える話
観覧ありがとうございます!はぜです!
こちらの記事では決めたモチーフやキーワードからミニキャラクターのデザインを起こしていく方法を数回に分けてご紹介します。
前回は記事を長く書きすぎて時間がかかってしまったので分けて投稿していこうと思います。
何事もまずはチャレンジのハードルを下げることが大事ですから…!
▲前回の記事はこちらです▲
【前回の記事で作成したスケッチやイメージボードのおさらい】
前回の工程でまとめたキーワードやスケッチ、イメージボードを眺めてキャラクター案を練っていきましょう!
★何も浮かばない場合の対処方法
→あなたの中に「デザインの引き出し」が無い
→散歩する
→リファレンスを100点以上集めてから寝る
何も浮かばない場合ですが、経験上
自分の中に「アイデアのストック」が無い状態で
無から有を生み出そうとしているか、
知らない、見たことがないものを捻り出そうとしている場合が多いので
まずは、キーワードに沿って集めたイメージボードをしっかり隅々まで観察して
自分が好きなもの、良いと思った形など覚えておくようにしてください。
良いと思った箇所を部分的にスケッチするのも効果的です。
イメージボードに載ってないな…と感じた要素はまた参考資料を集めてみてください。
例えば、髪型を描くのに困ったら
カットモデルやサロンの投稿を見に行ったり
自分の髪でヘアアレンジしてみてそれを写真に撮る
など、制作で手が止まる箇所は
参考資料が足りてないことが多いのでできうる限り資料を集めて自分の中にインプットして蓄積していきましょう。
★ミニキャラでデザインを考えてみよう!
前回調べた情報を参考に実際に手を動かして描いていきましょう!
何も無い状態から考えるよりは、参考画像などがあるので検討しやすいと思います。
★ラフデザインを考える時のコツ
目のパーツ、髪のパーツ…シャツは…スカートは…
と細かいところから入っていきがちですが
絵を描く時やデザインを作る時のセオリーは
①大きな形からとる→②細かい部分を描く
今まで制作してきてこれが一番大切だな…と実感しています。
細かい部分が先行してしまうと良くない理由としては、
・細かい部分を詰めても完成しない
・全体のバランスが取れない
上記が制作中にクリアできず認識できないので、
仕上がってみるとパーツごとにチグハグは印象になってしまいクオリティが低くくなりがちです。
実際の制作現場では、下図のように
デザインのシルエットを先に取る方も多いです。
プロポーションや全体の等身をシルエットで検討して詰めてから
・頭部のシルエット
・上半身のシルエット
・下半身のシルエット
と、ざっくり大きな基礎図形である〇■▲でバランスと与える印象を検討して
欲しいキャラクターの印象に一番近そうなシルエットを選んで詰めていきます。
★なぜミニキャラクターでラフデザインするのか
圧倒的に高い頭身からデザインをはじめるより
描く作業量と考えなければならないことを
ぎゅっと圧縮することができる上に
クオリティが上げやすく、難しい工程を減らして初心者でも完全させやすく楽しく作業することができるので挫折しづらいです。
なので、初心者さんに特におすすめしています。
ラフデザインとは…
清書前のざっくりした下書きのこと。
人によっては色が付いていたり、モノトーンだったりします。
ミニキャラからデザインを起こす手法は
メリットもありますがデメリットもありますので理解した上で挑戦できると良いですね!
以下に思いつくメリットデメリットを箇条書きにしてみたので確認してみてください。
【メリット】
・シルエット優先で凹凸のある特徴的なキャラデザにしやすい
・パーツなどが大ぶりでデザインしやすい
・描き込めないので効果の無い装飾を減らせる
・配色のバランスがとりやすい
・修正しやすい
【デメリット】
・デフォルメが強くなるので
繊細なキャラデザには向いていない
・高い頭身に直した際に構造の情報量が足りず
間延びしてしまう箇所が発生する
・顔の印象が流用できない場合がある
今回はここまでです!
読んでいただきありがとうございました!
次の記事はこちら