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開示集会タントラ その4
前回
「尸林の宗教」とは、研究者(津田真一氏など)がヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教などに共通する基盤の土着宗教として仮定された教えであり、8−9世紀における「シヴァ派タントラ」そのものであったという説もあります。しかし、ヒンドゥー教の始祖であるバラモン教には、第一回で述べましたように、その要素が皆無であるどころか、その立場からは到底受け入れ難い思想が数多く含まれており、大変な中傷・偏見・抑圧を受けてまいりました。
しかしながら、その古代の教え自体はアーリア人の侵入以前からインド亜大陸にかけて偏在していた先住民族(私はこの民族を、メソポタミア文明からその地へ移り住んできたドラヴィダ人と仮定しております)によって、その独自の死生観と共に保存されていきました。
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