草野球運営の”ファイナンス事情”について
資金繰り、めちゃくちゃ大変。。
草野球のファイナンス事情はどのチームも苦しんでいるのではなかろうか。
大会参加費、試合球や消耗品系の道具の費用、さらには交通費や審判への支払いなど、表に見えづらいコストが次々に積み重なっていくあの現象。メンバー全員で分担しても個人負担が意外にも大きく、継続的な活動を維持するためには、資金面での工夫をしていく必要がありますよね。
これらのコスト管理は全草野球チーム困っている課題だと思うので、このテーマについて少し書き記していきます。
野毛ペッパーズという草野球チームで「2030年12月31日までにドジャー・スタジアムでプレイする」という目標を持って活動しております。詳しくは下記記事をご覧ください!!
野毛ペッパーズの取り組み
こうした課題に直面している野毛ペッパーズでは、いくつか特徴的(?)な施策を導入し、財政的な安定を図っています。
1. CFO(Chief Finance Officer)の設置
まずなんといっても重要度が高いのがCFOの設置。草野球運営にまつわる資金管理の役割をあえて全て1人に集約して任せることで、透明性のある管理を行っています。このCFOがいると、試合球や道具車のガソリン代、消耗品の追加購入など見えづらい細かい支出も一円単位で記録し、長期的にどれくらいの資金が必要なのか常に把握できる体制が整います。どのチームも9人以上いると考えれば、経理をやっていたり数字が得意な人が1人くらいいてもいいはずなので、適性があるメンバーに任せるといいと思います。これにより、無駄な支出と参加費の回収漏れを抑え、チームの財政状況を安定させることができます。CFOの存在は、チームの資金面での課題を見えるようにしてくれるので、めっちゃありがたい。。お金の流れに常に透明性があるので、仮にメンバーから追加でお金を回収せざるを得ない時も、「なぜ、どれくらい足りていないのか」「何に使われるのか」等が共有されるため、”全員がチームのお財布事情を理解している環境”を整えることができています。
2. 試合中のパフォーマンスが評価される仕組み
野毛ペッパーズでは個人の試合でのパフォーマンスの成否によりチームの財布に資金を入れる制度(通称:罰金制度)があり、収入面でメンバーの協力を得ている大きな柱になっています。罰金制度はネガティブな要素としてではなく、チーム全体のユーモアや一体感を高める方法として使われる一面が多分にあって、例えば「全力疾走を怠ったら500円」「ネガティブな三振は1000円」「集合時間に遅刻したら5000円」など、罰金を避けようとすると試合の中でのパフォーマンスが自然に上がる仕組みになってます。(制度執行かどうかはキャプテンが客観性を加味して最終ジャッジ。)これにより、もし仮に個人成績が思わしくなくても、資金面での貢献としてそのメンバーを称賛できる仕組みが整っています。この制度は、単に資金を集めるだけでなく、プレイヤーのパフォーマンスを向上させ、チームの結束を強化する要素も伴っています。罰金がユーモアのネタになることで、ガヤやイジリ等のリアクションが生まれるため、チームの雰囲気作りにひと役買ってくれるのが特徴です。
3. 「レガシーメタル貯金」
通称:「レガシーメタル貯金」も行っていて、グラウンドへの道中の買い物や飲み会で出たお釣りをチームの貯金箱に寄付することで、全員で共通の目標に向けた資金を徐々に蓄えていくシステムです。あくまで任意ですが、ことあるごとにキャプテンやCFOが貯金箱を持ち歩くようにしており、10円単位でOKということにしています。現在は、現時点で草野球界No.1性能の呼び声高い「レガシーメタル」をチームで一本所有するという目的のために貯金箱を用意していて、ゴールのイメージが具体的でわかりやすいため快く協力してもらえるケースが多いです。対象はなんでも良いと思いますが、みんなで共有できる、かつ1〜2年程度で達成可能な道具の購入を目標にすると協力が得やすくなります。全員の小さな寄付が積み重なり、大きな資金となることを実感できることで、メンバーの協力意識もさらに強まっていきます。
↑こういうユニークな貯金箱にするとネタになるので集まりやすいかも。笑
今後のチャレンジ
野毛ペッパーズは、さらに収入源を増やすため、オリジナルグッズの制作や、Amazonのアフィリエイト、YouTubeでの試合撮影などを検討しています。これにより、収益源を多様化し、チームの経済的な基盤を強化したいと考えています。こういったお話でタイアップできそうな読者さんがいたらぜひ協業前提にお話ししたいです!安定した収入を確保して、最終的には「2030年ドジャー・スタジアムでプレーする」という夢を日本全国の草野球人と共有する場が作れたらいいな。。
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