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Excelが脆弱なためSQLServerを使わざるを得なかった話

これは銀行のビジネスローンのアウトバウンドのコールセンターにいたときの話。

センター概要
・銀行のビジネスローンのコールセンターの受託
・80席(オペレーター在籍100人)
・MGR、SV俺入れて8名

以上の人員構成だが、10時から20時まで架電するのにこの人数しかいなかったから全員通し勤務で地獄だった。
ビジネスローンの一次アポが取れたら行員の人に改めてお客様に連絡してもらうからFAXを銀行に送るんだけど、架電が終わったあとしかデータエクスポートできないから架電終わって20時になったらデータエクスポートして、一次アポを取った人か間違いないか顧客シートを確認してFAXを送付するという地獄のような状況だった。いつも23時超えてたな。
まぁ、これはのちにデータをファイル共有サービスにアップロードすることになって架電終了してすぐ帰宅できるようになった。

他のSVはw

俺は架電のデータ作るのとクライアントへの報告書のデータを作ることの負荷は変わらなかったため相変わらず23時ごろの帰りだった。

銀行が帝国データバンクとか東京商工リサーチとか電話帳の買ったデータ250万件を売上とか地域で分類して、ダイレクトメールを送る対象を決めてDMが届いたタイミングでアウトバウンドするって手順なんだけど、銀行からは●●県の売上●万以上とか指定されるからこれを元にアウトバウンドデータを作成するってこと。

別にExcelでフィルターとかかけたら良いと思うでしょう?
今ならExcelにPowerQueryも実装されたし、なんてことないんと思うんだけど、当時はExcelは65536行しかなくて使い物にならないし(104万行まで増えたけどExcel上では今もムリなので、CSV〚テキストファイルの一種〛にエクスポートしてPowerQueryで読み込む必要はある)、Accessではできるハズなんだけど、PCのスペックの問題で全然動かないので、スムーズに作業できるSQLSeverに元データから抽出するしかなかった。

SQLってこういうデータベース言語ね。

当初アウトバウンドシステムのデータインポート作業はミスがあってはいけないから作成したアウトバウンドデータをアウトバウンドシステムに入れ込むシステムを情報システム部が作ってくれたんだけど、この業務のために作ってくれたシステムで初期はトラブル続きだった。
●●県除く
▲▲県除く
って指定しても一番目に指定した●●県しか除かれてないんだものw
営業対象じゃないところにDM送ったら銀行に無駄金使わさせるし、DM送ったのに対象外ってクレーム案件だものね。

システムはなんとか改修されたんだけど、あとで都道府県だけじゃなくて業種とかアレコレ銀行へのリクエストに対応するには手作業が続いたんだよね。情シスの人も手伝ってくれたんだけど、手作業が多くて現場の俺が対応しなくちゃいけないことも多かったんだよね。
例えば鶴ヶ島市を除くって言っても帝国データバンクだと「鶴ヶ島」東京商工リサーチだと「鶴ケ島」とかだと鶴ヶ島と鶴ケ島両方除かないといけないみたいなワナがいっぱいあったからね。

基本的なSELECT句も知らんかったのにさ。もう。。。
いまは亡きエクスメディアの本で勉強したよ。

まぁでもデータベースの基礎は学べたと思うよ。
従業員リストと点数リストを「田中」と「田中」でマッチングなんかしないよw(従業員コードを使う。田中とかなら全然いいけど斎藤-斉藤とかあり得るから)
もう少しスマートなやり方もあったとは思うけどね。

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