あとがき 中
ハゲる遺伝子を持つというのはいささか人生に嫌気がさす。意地らしく生きて富を得たとて、ハゲで失う権利を将来の資産で穴埋めすると考えると、笑えてくる。遺伝子工学の発展に乾杯!
(あとがき1の続き)
(あとがき不要論)
現存しない文豪たちの名著にある「あとがき」に対して、非常に憤りを感じる。その道に権威があるとて、その名著を土台に飯を食うかんじも鼻につく。そもそも、亡くなった作家は「あとがき」にある、論を否定することができないのだ。
次に、私自身に悪影響を及ぼす。それは、「あとがき」による思考の放棄である。「あとがき」には、私よりも比較にならないほど優れた解説者たちが、奮って考察を書き連ねる。学校の先生が言っていることが、全て正しく感じるのと同じで、その道何年も研究解説を行っている人の言い分が全て正しく感じられてしまう。
自分で考察すれば事足りるではないか、と考えられるが、考えを構成したのち、「あとがき」を読むと、どうも自分の考えが間違っているように感じられてしまう。自身の意思薄弱さ故の怠りではあることは認めるが、解説者が絶対者のように見えてしまうのには変えようがない。
つづく。
今日ももうたくさんです。美味しいお酒で溺れたいしサッカーしたい。くしゃみの過剰反応に怯える21歳学生であります。
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