ケーキにつられて大泣き――「私がケーキを焼く理由」を見た

私はケーキを食べるのも好きだが、「見る」のも好きだ。
Pintarestに「デコレーションケーキ」というボードを作って画像を収集するくらいには。 とくに何層にも重なったスポンジにバタークリームがベチャッと塗ってあるハンドメイドチックなケーキの写真が好き。

『私がケーキを焼く理由』もケーキが出てくる映画だ~と思って見始めた。
そしたら内容はシリアスで、それに愛にあふれていて、最終的にはベソベソ泣きながらラストシーンを見ることになった。

コリンとジェーンの友情は最強の愛情に満ちている。

正反対の女の子たちだけど、お互い自分にない部分にあこがれていてリスペクトしている。一緒にいたら楽しいということがわかっているから、宇宙のどこへだって付いていきたい。これを愛と呼ばなかったらこの世はぜんぶ嘘です。

もう恋愛と友情に線引くのやめません? それか、定義しなおしたほうがいいと思う。人が人を大切に思う感情の重さにそれ以外の尺度はいらないし、「こうでなくちゃいけない」もないよ……。その友情を愛と名付けないなら、私はこの世を信用できない。


とにかく! めちゃくちゃいい映画だったし最高の愛を目の当たりにしたい人は見てほしい! ケーキが好きな人も!
バーに持ち込んだケーキのタイトルが出てくるときの演出がオシャレなので、それも見どころ。

今月は引っ越しに大忙しであまりいろんな作品を見ることができなかった。これを見たのも5月の今ころだった。
引っ越して落ち着いたらまたいろいろ摂取していろいろ書きたい。

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