自己愛を育てたい話#1

学生時代、私は自分を恨むほどに自分が大嫌いでした。

自分を嫌いになった理由、そしてそこから自分を愛してあげようという気持ちになれた理由、忘れない為にも書き記したいと思います。



中学生の時、

私は中学生の時、友達がいませんでした。

本当はいたのですが、ある日突然みんな友達やめてしまいました。

当時私は携帯を持っていなかったので知ることが出来なかったのですが、後々聞いた話では「クラスの中から一人学校を辞めさせようゲーム」なるものがあったそうで、それに運悪く私が選ばれたそうです。

そのせいで私は友達を一日にして、全員失いました。

そんなことも知らない私は、自分が何かをしてしまったせいでみんなから嫌われたのだと思っていました。

そして毎日家に帰っては何をしてしまったのだろうか、何か鼻につくことを言ってしまったのではないのか、とずっとずっと考えていました。

でもきっといつかまたみんな話しかけてくれる、話しかけたら返事してくれる、そう信じていました。

まあそんなことは無かったわけですが。

そんなことが続き私は思うようになります。

「もしかして、これっていじめなのか…?」

でも手はあげられたことない。暴言だって吐かれない。ただ無視されてるだけ。そんなことないよな?

自分はいじめられていないと言い聞かせ続けました。

でもある日、クラスのやんちゃな女の子に突拍子もなくお腹に蹴りを入れられました。

痛いし苦しいけどよく分からない、蹴られたことなんか今まで無かったから何が起きたか分からない。

ちょっとしてから自分がされたことが分かり肝が冷えます。

「ごめ〜ん、当たっちゃった。笑」

鼻で笑うようにして言ってきた彼女に私は苦笑いで笑い返すことしか出来ませんでした。

そんな出来事を皮切りに、今までの無視に加えてちょっとした暴力と暴言が加わるようになりました。

菌扱い、ゴミ扱いは当たり前

体育では先生に見えないように物を投げつけられる。

その時私は、

「あ、これっていじめだ。」

そう確信を得ました。

幸い、クラスの1人や2人はそんなものに加担することなく普通に接してくれる人がいました。

それだけが私の救いでした。自分と対等に接してくれる人の有り難さが痛い程身に染みました。

ここで私は大きな間違いをします。


#2につづく



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