映画と図書館|日記9/2-9/3
2024年9月2日
仕事の調子が良くない。思っていたようにサービスを広げていくことに苦戦しながらも、自分の生活や仕事を、妥協せずにまずは、叶えたいものへ精一杯に向かってみようと思う。
雨の降る夜、進富座で「坂本龍一 opus」を観に。
演奏する様子を、しんしんとした映像で映画とした一作。
映画のジャンルで上映するには新しい挑戦でもあるという作品で、とても楽しみにしていた。
最近お茶が好きで、映画のおともに買ったジャスミンティー。リラックスtimeにと書かれていたが、花1.5倍とのことで、なんとなく湾曲気味な香りが広がり残念な気持ちでいたら、前の席に座った男性二人組の香水がキツくて、皮肉なことにジャスミンの香りは気にならなくなった。
最近は、香りにもハマっていて、私も好んでお気に入りを纏うことがあるが、注意せねばと学ぶ。
「緊張感、シリアスさ、ゆるむ、ゆるまない、保つ、必死に保つ」
映画を観ながら浮かんだ言葉。
素人ながらにも、坂本龍一がいかに音楽と向き合ってきたかをその映画で、見て聞いたようだった。
そのシリアスさ、いたさにグッと、気づいたら涙を流しながら観ていた。
向き合いたいもの、叶えたいものがある今の自分のまま、この映画を観れて本当によかった。
照明や画角も秀逸で、映像作りへの興味も湧く。
2024年9月3日
図書館でまた新しい本を借りた。
まだ半分ほどしか読めていないが、圏外編集者という本が面白い。
これは、先日すごくときめいた「宇宙人の部屋」という本の発行者でもあり帯文を書いていた、都築響一さんという編集者が書いた本。
図書館でいつものごとく、散策のように本棚を目で歩む中で、見覚えがあるぞと手に取った本。
こうゆうふいな出会いがあるから、図書館が好き。
(最近よく セレンティビティー という言葉を目にすることが多いけど、図書館もその確率が高い気がする)
他にも5冊ほど、気になるものを手に。
料理本、詩集、エッセイなどなど、積みがちですが、読むことが楽しみ。
私がよく行く伊勢図書館は、選書の幅広さも拍手すぎている。
大型書店にも並ばない、個人書店で取り扱われるようなこの1-2年に出たエッセイ本も、他と同じくさらっと並んでいたり。
入り口近くには、コンテンツごとに選書されたコーナーがあったり。(夏休みだからこそ朝ごはん特集!とか、よくわかるウクライナのこと とか、まずはここから知見の始まり!だとか)
本を借りる些細なやりとりの中で「素敵な洋服ですね」とか一声かけていただくこともあったり、なんだか手や気持ちが行き届いている心地がして、るんるんする。
本を借りて読む だけのやりとりだけでは決してなく、その何倍ものたのしさをいただいている。