のどか

大学卒業後に都市景観事業営業職、外資系フォワーダー事務職、ホームセンター、自転車店などを経て2019年にトライアル自転車中心の「自転車屋のどか」開業。将来の夢は教員になることだった。自転車トライアルに関するできるだけ正確かつ公平な情報の備忘録としてnotoを始めてみた。

のどか

大学卒業後に都市景観事業営業職、外資系フォワーダー事務職、ホームセンター、自転車店などを経て2019年にトライアル自転車中心の「自転車屋のどか」開業。将来の夢は教員になることだった。自転車トライアルに関するできるだけ正確かつ公平な情報の備忘録としてnotoを始めてみた。

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はじめまして。自転車トライアルと申します。

自転車トライアルについて散らかっている情報をできるだけまとめてみようと思い、noteを始めてみることにしました。トライアル関連記事が主で、後は適当な散文を載せたりしようかなとぼんやり考えています。 私は自転車競技の中でもかなり珍しい「トライアル」という種目で使う、競技用の自転車をメインで扱っている「自転車屋のどか」というお店をやっております。場所は東京都昭島市。西武拝島線「西武立川駅」より徒歩5分程の住宅街でひっそりこっそり営業しております。 実家の1階をDIYで改装した

    • 手組みホイールについて

      トライアル自転車にも一応、完組ホイールというモノが販売されています。しかし、基本的にはすべて「手組み」をする世界なのでウチでは一年中ホイール組んでます。ライダーに合わせて組むので無限の組み合わせがあり、面白い世界です。 完組ホイールが当たり前になっている現在では、プロショップと言われるお店でもあまり手組みはしないと聞きます。それだけ完組の精度やコスパが良いのだと思いますが、手組みホイールにはロマンとは別に実用的なメリットがあります。当店ではライダーの体格や乗り方、使うシーン

      • トライアルとかいう人間の取扱説明書を更新してくれる神スポーツ(ラノベ風味)

        最近思うのですが、自分の事は自分が良く分かっていると言いますがそれは内面的な話であって「対外的な自分の取扱説明書が雑」だという事に気が付きました。それすなわち「実は内面的な自分の取扱説明書も整理されておらず、日々適当に過ごしてしまっている」事の現われなのでは?と思い立ち、記事を書いています。 日本人の人生って、幼稚園や小学校で「集団生活」「基礎学力」の取説を作り、中学高校で「応用力」「適応力」「人間関係」「上下関係」などを書き加え「テンプレの取説を完成させる」のが基礎にある

        • 万年筆と自転車と

          自転車の選び方を、万年筆を例えにお話ししようと思います。 万年筆好き視点でのお話なので、万年筆に興味が無い方には「なんのこっちゃ」になりますので、適当にスルーして下さい。 写真は普段、日報を書くのに使っている万年筆です。学生時代に買ったプラチナ万年筆#3776センチュリーと、最近買ったセーラー万年筆のプロフィット21です。どちらも細かい字を書く用なので、ニブ(ペン先)はFとEFです。 文房具熱は定期的にやってきては去って行くのですが、ここ最近はすっかり万年筆にハマっており

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        はじめまして。自転車トライアルと申します。

          最大瞬間風速をつかまえる

          思い立ったが吉日。という言葉が好きです。 トライアルは自転車競技の中でかなり特殊である事は、この記事を読んで下さっている方々は重々承知だと思います。すでにトライアルで長い事遊んでいる人、これから始めてみようかな?と考えられている人、様々だと思います。「いつか全日本選手権で表彰台に上がりたいんだぜ!」と思ってる人以外は、基本的に「趣味」としてトライアルをやっているはずです。趣味の延長線上に公式戦があっても、もちろん良い事です。 今回は「これからトライアルを始めてみたい」人向

          最大瞬間風速をつかまえる

          前略、不良債権の自分へ

          私が社会人になったのは2008年でした。同年9月、リーマンショックが起こり世間は大混乱。この年、工事関連企業の約半数が倒産(通建新聞調べ)。当時工事関係の仕事だった故に関係先は何社も潰れ、社内も連日てんやわんや。入社してすぐに大不況に陥った訳で、私の社会人生活は暗雲立ちこめる中スタートを切ったのでした。 将来の夢は教員になる事だったので、一般企業への就職を全く考えておらず適当に大学生活を送ってしまいました。大学1年の時点で教員コースの内進に落ちて、半ばヤケクソになっていた私

          前略、不良債権の自分へ

          ちなみに投稿に使っている写真は適当に撮ったモノもありますが、昔ちょっと真面目に写真をやっていた頃に撮ったモノを使用していたりします。写真も随分やっていませんが、またいつか戻りたい世界です。

          ちなみに投稿に使っている写真は適当に撮ったモノもありますが、昔ちょっと真面目に写真をやっていた頃に撮ったモノを使用していたりします。写真も随分やっていませんが、またいつか戻りたい世界です。

          飛べ!!人生の真ん中にはいつも自転車があった。

          全ての乗り物は飛べるものだと思っています。 高校生の時、同級生がダートジャンプとやらをやっているから一緒にやろうと言われまして、誘われるがままに同級生の親が営んでいる自転車屋に行くと、初めて見るMTB(キャノンデール)を貸してくれたのでみんなで山へ行くことに。 山道から「ここ入って大丈夫なの?」と思う獣道みたいな場所をくぐり抜けると、ちゃんと整備されたダートジャンプコースがありました。それまでやった事など一度も無い「自転車で飛ぶ」という行為を見せられて、すぐに「じゃあ、とり

          飛べ!!人生の真ん中にはいつも自転車があった。

          トライアル自転車の整備について

          私が自転車屋でアルバイトを始めたのが15歳の時で、他のアルバイトと並行したりもしたけれど、大学卒業まで約7年間在籍。その後は自転車と関係ない仕事に就くも、結局は自転車業界に戻って来てしまいお店まで開業。そんな私は足かけではあるものの、自転車業界に20年以上漂っている状態にあります。 最初はハンドルが交換できる事すら知らなかった私ですが、アルバイトを始めて一般車の組立整備から修理も覚えて、スポーツ車も基本的な事はできるようになりました。今ではトライアルが中心になってしまったの

          トライアル自転車の整備について

          トライアル自転車は買った。しかし、何から始めればいいのか分からない。

          トライアルの練習に際して「何から練習しらたいいのやら」と、いきなり巨大な壁にぶち当たる人が多いです。今回はそんな迷えるトライアラー達へ私なりのアドバイスをしてみようかなと思います。ちなみにたぶん正解は存在しません。 私のお店には20インチのコンペ車と、24インチのストトラ車の2車種が試乗車として用意してあります。以前の記事で書いた通り、基本的にストトラかコンペの2種類に分類されるので、どちらも試せるようにしてあります。お客さんが試乗車に乗ると、まず「スタンディングをしよう」

          トライアル自転車は買った。しかし、何から始めればいいのか分からない。

          これから自転車屋を始めたいと考えている方へ

          最初に申し上げておきますが、自転車屋は儲かりません。 正確に言うならば「なんとか食べていけるくらいしか稼げない。余裕ある暮らしや一発当てたい人には不向き」といったところでしょうか。私が知る限り、自転車屋に逆転満塁ホームランは存在しません。基本的にバント(犠打)生活です。また確定申告の時に税理士が引く程に利益が薄い商売です。「この仕入高の数字は間違っていませんか?」と何度も尋ねられました。本当に原価率が高く、まさに自転車操業!稼ぎたい人は普通にサラリーマンやっていた方が稼げます

          これから自転車屋を始めたいと考えている方へ

          細かいことは気にせずに、とにかく楽しければいい。

          念願のトラ車を手に入れた皆さんは、あれこれと妄想しながら毎日を過ごす事でしょう。週末の天気が晴れ予報なら、前々から目をつけていた練習場所に行く予定を立てて金曜日からわくわくしちゃいますよね。まずはこっそりと一人で練習する人が多いです。期待に胸が膨らみますね。 さて、頭では分かっていたものの、いざトライアル自転車にまたがってみると恐らく、ほとんどの人が「何もできない」状態に陥るはずです。イメージトレーニングは完璧だったはずでも、そう簡単にできる訳もありません。その落差にモチベ

          細かいことは気にせずに、とにかく楽しければいい。

          それで、結局どんな車両を買えばいいの?

          トライアルに興味が出て、自分の方向性もある程度決まって来るといよいよ車両の購入検討に入ります。そこで今の時代、皆さんは恐らくgoogle先生に聞いてみることでしょう「トライアル 自転車 おすすめ」とか。 現代は情報が溢れすぎていて食傷気味になってはいませんか?私は調べものをしていると、多すぎる情報を処理するだけで疲れてしまいます。欲しいモノであれば余計に、高いモノであれば尚更に。トライアル自転車を購入しようとすると、いくつか通販サイトを見つけられると思います。そこで初めて「

          それで、結局どんな車両を買えばいいの?